城下町の今昔 総集編 住まいと生活の情報誌せきれい

城下町の今昔 総集編
発行・編集:名鉄不動産 総務部 せきれい担当
発行日:2007年3月初版
ページ数:93P
定価:非売品
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「弊社では、地域の皆様とのつながりを一層深め、住まいに係わる様々な情報を発信したいとの考えから、平成七年十月より年四回のペースで、『住まいと生活の情報誌「せきれい」』を発刊してまいりました。特に、第三十五号からは、シリーズ『城下町の今昔』という特集を組み、この地方に残る『城下町』の歴史や文化、祭祀、伝統工芸など、その町に根付く息吹や、人々の郷土愛を感じていただこうと、十二回にわたり人と町にスポットを当て、紹介してまいりました。今回、シリーズを終えるにあたり、この地域にお住まいの皆様には、より深い知識と愛着を持っていただきたいと願うとともに、他の地域の皆様には案内書の一助としていただきたく、この総集編をお届けする運びとなりました。」
名鉄不動産が自社のお客様向けに発行していた会報誌「せきれい」の特集をまとめている。フルカラーでまとめた記事はいわゆる企画モノであるが、読んでいると早速にでも訪れたくなる。

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七尾城の歴史

七尾城の歴史
発行:七尾城の歴史刊行会
発行日:1968年7月初版
ページ数:315P
著者:片岡樹裏人
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、七尾城と畠山氏についての文献をできるだけ集め、文献に忠実、ということに重点をおいた。畠山氏の社稷が漸く揺らぎはじめた天文年間から、城陥るに到った天正年間までを中心に、その前後を含んだ能登畠山全時代の諸事実と、事実を通した私なりの考察で、七尾城の歴史を幾分なりともうかがい知ろうとしたものである。」
七尾城と畠山氏の歴史に関する史料を集めて編年でまとめている。七尾城の構造については触れていないが、歴史に関してはかなり詳細に調べてあるので、七尾城を研究するときには必携の一冊である。発行部数が少ないのか、古書にもなかなか出てこない。
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図説 再見大阪城

図説 再見大阪城
出版社:大阪都市協会
発行日:1983年9月初版
ページ数:222P
著者:渡辺武
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「この本は大阪城についての体系だった概説書として書かれたものではない。写真集でもないし、論文集や随想集でもない。もちろん物語りでもない。名称のつけにくい妙な本であるが、これまで大阪城について出された本としては先例のないものであるし、他の域についても類品はないように見うけられる。もともと財団法人大阪都市協会の月刊誌『大阪人』に1981年4月から1983年3月まで二年間にわたって連載した『再見・大阪城』というグラフ中心の軽い読み物なのである。しかし読み物とはいえ、大阪城の歴史的な移り変わりについては基本的な史料や遺跡・遺物の紹介が必要なので、どうしても全国からそれらの写真を求め、いちいち解説を加えて少しでも正確な紹介を目指すことになりがちであった。イラストや図表の一つ一つにもオリジナルな工夫を施したものが少なくない。こうして、大阪城の歴史と現状についての歴史と現状についての資料写真と解説のミックス版が生まれた。しかし、雑誌連載中に記事の中の誤りや説明の不十分さについて熱心な読者からその都度有益な指摘をいただき、誌上を借りて訂正をさせて頂いた例もあり、後日、自ら気付いて訂正の機会を待っていた項目も少なくない。これらをすべて取り入れ、連載後明らかになった新しい情報をも最大限もりこんで、新しく整理編集しなおしたのが本書である。」
図説という銘だけあって、写真やイラストが非常に多く掲載されている。惜しいのは、巻頭のみカラーで内容はモノクロだということ。カラーで伝わる雰囲気というのもあるので残念である。が、それぞれの写真に解説がついていると思えば、とても有益な書籍である。現在は再増補版が販売中。
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岡山の城と城址 岡山文庫19

岡山の城と城址 岡山文庫19
出版社:日本文教出版
発行日:1968年11月初版、1973年2月3版
ページ数:186P
著者:市川俊介、藤井駿、坂本一夫
定価:550円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今日に残る城は、城といっても、ただ石垣や濠を残すだけのものが多い。『荒城の月』がさびしく城址を照らし、『兵どもの夢』のあとには薄の穂がゆらいでいる。しかし、それらの城址は、われわれの人生に無限の哀感をそそるとともに、また祖国の歴史の重みをかみしめさせてくれる。岡山県下に残されている古城は六百におよぶ。いま、それらの中から、主なる三十六の城と城址を選んで撮影し解説を加えた。もとより学術的な書物ではない。史跡踏破を好む方々へのガイドともなれば幸甚である。」
岡山の代表的な城郭ガイド。編集途中で専門のカメラマンに任せたという写真は、編集当時の城の姿がよくわかり、古写真を含めて、多くの写真が掲載されている。
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北陸合戦考

北陸合戦考
出版社:新人物往来社
発行日:1988年9月初版
ページ数:250P
著者:能坂利雄
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書に扱った北陸の合戦は、年代的に古代から書き起こしたかったが、文献の関係から中世あたりから選び、年号の下限を関ヶ原の合戦でとどめることとなった。『年表』の方では大坂冬の陣あたりまでとした。しかし、本書でとり上げた合戦をもってすべての事件であるというわけではなく、このほかに多く書き残した合戦のあったことはいうまでもない。たまさか紙数の都合で割愛することとなったが、いずれ改めて書き起こし、ともに鎮魂の書としたいと思っている。」
石川・富山・福井の北陸三県を対象に、14の中世の合戦をまとめている。著者は富山県氷見の人だが、なるべく主観を入れないように、文献調査などの結果報告というような書き方である。
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真田氏館跡

真田氏館跡
発行日:1992年3月初版
ページ数:49P+写真図版26P
編集:長野県小県郡真田町教育委員会
定価:2,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は、真田町の長期振興計画事業による、長野県史跡・真田氏館跡を中心とした公園整備に伴って、実施した発掘調査の遺構確認事業、その他関連する諸資料をまとめた報告書である。真田氏歴史館で購入できる。
真田氏歴史館(上田市ホームページ)

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真田三代 近世大名への道

真田三代 近世大名への道
発行日:2000年11月初版
ページ数:107P
編集:松代文化施設等管理事務所
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本図録は、松代藩文化施設管理事務所(長野市教育委員会)で、平成12年度に開催された、テーマ展示「真田三代」の展示概要書です。カラーページは少ないが、真田家に関する史資料を見ることができる。真田宝物館で購入できる。
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備え 真田家の甲冑・武具

備え 真田家の甲冑・武具
発行日:2002年11月初版
ページ数:112P
編集:長野市教育委員会
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「近世大名・真田家が伝えた大名道具のなかには、大名が備えなければならない武器や武具が多く含まれています。これらの武器や武具には、実用的な鉄砲のほかに、美術品として珍重された、鞍や鐙・刀剣類なども含まれます。この図録は、企画展図録として上梓しましたが、それ以上に、大名家である真田家に伝来した武器武具類の概説書としてご活用いただきたいと思います。」
平成14年の展示図録として作成されているが、図版はカラーページも多く、真田家の武器・武具のガイドブックとして、大きさもコンパクトで利用できる。最初に甲冑が15体掲載されている。甲冑好きにもおすすめ。真田宝物館で購入できる。
真田宝物館について(長野市ホームページ)

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海津旧顕録

海津旧顕録
発行日:1989年3月初版
ページ数:218P
編集:真田宝物館
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「『海津旧顕録』は第一巻より第五巻までの五冊で構成されています。残念なことに第三巻が欠本になっておりますが、刊行に踏みきりました。内容は松代城(海津城)の築城をはじめ、各時代の領主、城下町町八町、城下町および周辺の社寺、古跡など、江戸時代の事跡が詳細に記録されており、近世の松代をしるための貴重な史資料であります。昭和初年に刊行された『松代町史』上・下巻の編纂に際しまして、この書の内容が多く採用されているように推察されます。」
松代城の築城から、松代城下町および周辺の寺社・古跡など、江戸時代の事跡について、明治13年にまとめられたものの翻刻版。ルビやレ点があり、全く読めなくもないが、読むには少し根気がいるでしょう。原文に近いものに触れてみたい方におすすめ。真田宝物館で購入できる。
真田宝物館について(長野市ホームページ)

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松代城ものがたり

松代城ものがたり
発行日:2004年3月初版
ページ数:100P
編集:松代文化財ボランティアの会
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今回の『平成の復元』は、平成7年に策定された『史跡松代城跡附新御殿跡整備事業実施計画』に基づいて、8年がかりで行われた。この計画の前には昭和59年に策定された『整備基本計画』があり、復元工事のために太鼓門や石垣、内側などの発掘調査が行われたので、それから数えるとざっと19年がかりの大工事であった。本書は、松代城の復元を機にガイドのテキストとしてまとめたものです。」
松代城の復元の経緯や様子がまとめられている。真田宝物館で購入できる。
真田宝物館について(長野市ホームページ)

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