発行・編集:松任市教育委員会
発行日:2002年3月初版
ページ数:21P+図版7P
定価:非売品
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
宅地造成に先んじて実施された発掘調査の報告書である。松任城の出丸であった松任出城跡の堀遺構の一部とみられる遺構も発見され、出城が伝承ではないことが確認されたと結論づけている。
カテゴリー: 郷土史
高岡開闢由来記・高岡町由緒聞書 高岡市古書古文献シリーズ第三集
発行:高岡市立中央図書館
発行日:1996年3月初版 (底本:1924年)
ページ数:14P
編集:高岡文化会
定価:300円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
古文献を写真印刷して復刊する高岡市の古書古文献シリーズの一冊である。本書は高岡開町から明治初期までの事象を簡潔に説明する「高岡開闢由来記」と、各町会の由来について説明する「高岡町由緒聞書」から成る。
本書は高岡市立図書館(3F)で購入することができる。見本誌も置いてあるので内容を見てからの購入も可能である。高岡駅南口の市立駐車場を利用すると1時間の駐車料サービスを図書館で受けられる。
高岡市立中央図書館 刊行物紹介ページ
高岡古城志 高岡市古書古文献シリーズ第五集
発行:高岡市立中央図書館
発行日:1999年3月初版 (底本:1939年)
ページ数:96P
著者:増山安太郎
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
古文献を写真印刷して復刊する高岡市の古書古文献シリーズの一冊である。本書は珍しい高岡城に関する歴史をまとめたものである。高岡城は加賀前田藩2代藩主利長の隠居城として築城され始めたが、完成をみることなく廃城となった経緯がある。
本書は高岡市立図書館(3F)で購入することができる。見本誌も置いてあるので内容を見てからの購入も可能である。高岡駅南口の市立駐車場を利用すると1時間の駐車料サービスを図書館で受けられる。
高岡市立中央図書館 刊行物紹介ページ
福井城跡 水環境整備事業(光明寺用水地区)に伴う調査 福井県埋蔵文化財調査報告第50集
難波宮と大坂城 発掘調査とシンポジウムの記録 大阪府文化財センターDVDシリーズVol.1
編集・発行:(財)大阪府文化財センター
発行日:2005年
内容:DVD2枚+年表2枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
評価:
平成16年6月12日と20日に行なわれたシンポジウムの一部を収録したDVDビデオ。そのほか、大坂城の現地説明会の様子と出土品を写真で紹介している。収録された講演は版権の問題であろうか、大阪府文化財センターの職員のものに限られている。こうしたシンポジウムや講演会は全国で年に何回も開かれているが意外と映像化されて入手できるものはない。折角なので、すべて収録してほしかった。
現在入手可能かどうか分からない。偶然入手したものなので、市販したものか関係者に配布されたものかも不明である。当センターホームページではシンポジウムの資料はないが、元になった発掘の現地説明会の資料をPDFでダウンロードすることができる。
シンポジウム 難波宮と大坂城
大阪府文化財センター ホームページ
近江佐和山城・彦根城 城郭談話会編
出版社:サンライズ出版
発行日:2007年8月初版
ページ数:259P+附図3枚
編集代表:中井均
定価:2,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「ご存知のように佐和山城は石田三成の居城として著名ですが、その構造や残存する遺構についてはほとんど知られることはありませんでした。一方、関ヶ原合戦後に近江に入部した井伊家は佐和山城を廃して新たに彦根城を築城し、その本拠を移動します。このように両城の存在は、地域のなかで織豊期から江戸時代への城郭の変遷が捉えられる好事例でもあり、今回両城の分析を試みた次第です。」
早くから刊行予定になりながらようやく刊行されたという気持ちです。城郭談話会の編集物としては7冊目になりますが、自費出版ではなく、初の出版社経由ではないでしょうか。編集方針は従来と変わらず、一冊としてのまとまりよりも、個々の論文の主張を楽しむというスタンスです。写真は本誌ですが、これに付図と箱が付きます。
三春城築城500年記念・平成16年度春季特別展 三春城と仙道の城
編集・発行:三春町歴史民俗資料館
発行日:2004年3月初版
ページ数:77P
定価:700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
本書は、平成16年4月11日より6月13日まで開催された「三春城と仙道の城」の展示図録です。展示図録から実際の展示の充実ぶりが感じられるが、三春城に偏らず田村地方の城の歴史や分布一覧、縄張り図などが多く掲載されている。現在売り切れ中であり、私も古書で入手した。カラー写真も多く良い。
続きを読む 三春城築城500年記念・平成16年度春季特別展 三春城と仙道の城
三刀屋氏とその城郭
編集・発行:三刀屋城跡調査委員会
発行日:1985年6月初版
ページ数:226P
著者:白井伸昂、池田芳雄
定価:1,800円+税(限定500部)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「かねてから、三刀屋城は、富田城、三沢城とともに出雲の三城と呼ばれ、山城の代表的なものとして注目されている。そして、戦国時代尼子氏と毛利氏の攻防のはざまにあって、数多くの戦記を残している。しかし、そのわりにはこれまで史家の踏破がなく、三刀屋城にかかわる著述もなく、あまり脚光を浴びていないのが不思議な気がする。昭和57年7月刊行の三刀屋町誌編集にあたり、三刀屋氏にかかわる各種資料を検討し、その系譜はもとより、14代三百四十年の史実を明らかにするとともに、三刀屋氏をめぐる当時の雲陽の動きが一層はっきりしてきた。その上に三か年にわたる三刀屋城跡の踏破によって、城郭の解明が進むにつれ、なおさら三刀屋氏の強力な姿がほうふつと蘇ってきた。」
島根県の三刀屋城研究に関する現在の到達点を示した書。発行部数が少ないので入手が非常に困難である。三刀屋氏に関する文書「三刀屋文書」については先に刊行された三刀屋町誌よりも詳細に掲載されている。
東海の古城ハイキング100選
出版社:風媒社
発行日:1994年10月初版
ページ数:226P
著者:白井伸昂、池田芳雄
定価:1,515円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「本書は、築城の歴史とか城の縄張りなどを追究するものではなく、地形・地質の面と文化的な面とから、それぞれ従来とは一味も二味も違った泊まり方をしようというわけです。そこで、第一章は『水と城』と題し、山城・平山城を主に取り上げました。そして、第二章は『人と城』と題し、平城を中心に紹介してみました。」
著者の感想として見どころが各城についていますが、ハイキングという題ながらハイキングコースがはっきりとはわかりません。7点の復元イラストが趣あって良いです。
特別展 富山城の歴史展 富山市郷土博物館開館四十周年記念
発行:富山市教育委員会
発行日:1994年7月16日
ページ数:56P+附図1枚
編集:富山市郷土博物館
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
平成6年7月16日から9月4日まで富山市郷土博物館で開催された特別展「富山城の歴史展」の図録。富山城の変遷、特に城内の建造物の変遷をまとめている。絵図が多く掲載されているが、年表も便利である。平成11年に改訂版「富山城の歴史」が発行されている。
富山市郷土博物館 出版物ページ