関ヶ原町史 資料編一 古代・中世・近世

関ヶ原町史 資料編一 古代・中世・近世
発行・編集:関ヶ原町
発行日:1984年3月初版
ページ数:1091P
定価:5巻セット 17,500円(税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
関ヶ原町史の中世を含む資料編。古文書の類は100ページほどで、殆んどは検地帳や人別帳などの文献記録なので、関ヶ原合戦についてほとんど通史編上巻に入っていると言える。
販売は5巻セットのようだが、古書としても入手可能であるので、関ヶ原合戦については「通史編上巻」とこの「資料編一」を購入すればよい。
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石田三成と佐和山城址

石田三成と佐和山城址
編集・発行:元彦根図書館長 史談会員 北野源治
発行日:1964年10月初版
ページ数:77P
定価:150円(当時)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「出生地に於ける記念碑の建設と慰霊祭に呼応して三成の居城であった佐和山城址の史蹟紹介保存運動が実現さるるに至った。編者は先年かかる史蹟が空しく古城山として忘れ去らるるを見るに忍びず、古図、古記、伝説により又実地踏査によって調べたものを一括し『佐和山城址』として小冊子を刊行し希望者に領布したが何分にも部数に限りがあり、広く其の所望に応ずる事の出来ないのを遺憾としていたが其の後是非再版をとの切なる申込もだし難く茲に題を改めて『石田三成と佐和山城址』とし親しく三成の偉績を偲ぶための資料の一部を書き上げ城址紹介保存の意味をも含めてまとめたのであるが元より文章其他至って拙なるもの、然し成るべく平易に青少年諸氏の読物として提供し聊かなりとも人情美、志気涵養の一端ともなり感奮興起の資ともならばと念願し茲に再刊した次第である。」
数少ない佐和山城について書かれた書籍です。彦根石田三成公顕彰会により同名の書が後に発刊されているようですが、内容はどれほど重複があるのか分かりません。文章は今の口語体と少し違うのでスラスラというわけにはいきません。

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目で見る鳳来町の文化財

目で見る鳳来町の文化財
編集・発行:鳳来町教育委員会
発行日:1989年3月初版
ページ数:128P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
長篠合戦の舞台となった愛知県鳳来町の文化財の小冊子。解説は短く簡潔であるが、一望するにはちょうどよい。現在は平成の大合併で新城市となっている。

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加賀国熊坂城跡 加賀セントラルゴルフ倶楽部建設予定地内埋蔵文化財発掘調査概報

加賀国熊坂城跡 加賀セントラルゴルフ倶楽部建設予定地内埋蔵文化財発掘調査概報
発行・編集:加賀市教育委員会
発行日:1995年3月初版
ページ数:28P+図版8P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「城跡が存在する総面積は、35万平方メートルに及ぶ広大なもので、発掘初年度に当たる平成5年度においては、約11万平方メートルの調査を行い、昨年3月”加賀熊坂城跡”の報告書を発行いたしました。次いで発掘第2年次に当たる本年度は、平成6年5月から11月にかけて、熊坂口之城跡および熊坂黒谷城跡を中心に、約4万4千平方メートルの調査を実施しました。この結果について、この報告書を発行する運びとなったわけであり、内容の遺構状況によりご理解いただけると思いますが、期待されていたような城郭であるという裏付けなされるほどのものでなかったようであります。調査に基づく専門家の意見を総合しますと、現在のところ、この遺跡は、一向一揆の農民たちが築いた一時的な駐屯地的陣跡と見るのが適当であると言われており、堅固な城として作られたものではないようであります。」
2冊目になる本書では実際にコースとして破壊の可能性のある場所を中心に発掘調査された結果を収録している。

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加賀国熊坂城跡 加賀セントラルゴルフ倶楽部建設予定地内埋蔵文化財発掘調査概報

加賀国熊坂城跡 加賀セントラルゴルフ倶楽部建設予定地内埋蔵文化財発掘調査概報
発行・編集:加賀市教育委員会
発行日:1994年3月初版
ページ数:20P+図版9P+付図2枚
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「平成元年、市内熊坂町、細坪町の両町にまたがる山林に、ゴルフ場建設の計画が提示されました。しかし、このゴルフ場建設予定地内には、35万平方メートルに及ぶ広大な中世の城郭である、熊坂黒谷城・熊坂口之城・菅谷砦と言われている3つの城跡が確認されています。教育委員会としましては、埋蔵文化財の現状保存の原則に立ち、遺跡をはずしてコースの設計をされるよう、開発業者に強く申し入れると同時に、協議を重ねて来ました。最終的に、城郭の中心部を含む大半の遺跡をコースからはずし、調査面積は約11万平方メートルと絞り込み、極力現状保存に力を注ぎました。止むなく改変される遺跡につきましては、記録保存とし、適切な発掘調査を行うこととしました。」
附図の現況測量図が使いやすく役に立ちます。

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加賀藩の絵図展

加賀藩の絵図展
編集・発行:新湊市博物館
発行日:2003年5月9日
ページ数:24P
定価:700円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「本館の展示の中心は、江戸時代後期を代表する和算家・測量家の石黒信由以下4代の遺品高樹文庫です。信由は、宝暦10年(1760)射水郡高木村に生まれ、最高水準の和算・測量術・絵図作製技術を身に付けていました。文政2年(1819)加賀藩から越中・加賀・能登(富山・石川県)の測量を命じられ、5年後にきわめて正確な絵図を藩に提出しました。その精度は高く、同時代の測量家で日本全図を作製した伊能忠敬の業績に並ぶものです。」
本書は、新湊市博物館で平成15年5月9日から7月6日に開催した企画展「加賀藩の絵図展」の展示図録です。絵図を中心に39点紹介されていますが、実物は相当に大きく、縮小された写真では文字は読み取れません。雰囲気でがまんして、本物は博物館へ見に行きましょう。
射水市新湊博物館ホームページ

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金沢市鷹巣城址緊急調査報告書 金沢市文化財紀要24

金沢市鷹巣城址緊急調査報告書 金沢市文化財紀要24
発行・編集:金沢市教育委員会、金沢市埋蔵文化財調査委員会
発行日:1980年3月初版
ページ数:37P
定価:非売品
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
本書は、金沢市西市瀬町と同市瀬領町地内にある鷹巣城址の緊急調査報告書である。なお、附編として、城郭内に、土器片の散布がある通称瀬領遺跡の分布踏査報告を併せてある。
なぜ緊急調査だったのか本誌から読み取ることはできないが、前年に同市松根城址も緊急調査されており、加越国境の城址を調査したものと思われる。

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平成9年度秋季特別展 城下町の黎明 -信長の城と町-

平成9年度秋季特別展 城下町の黎明 -信長の城と町-
発行元:滋賀県立安土城考古博物館
発行日:1997年10月10日
ページ数:107P
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
1997年の秋季特別展を収録した解説図録。信長とその部下が造り上げた都市の変遷をテーマにしている。
本書はすでに売り切れですが、古書で偶然入手できました。
安土城考古博物館ホームページ

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蘇る「越後福嶋城」

蘇る「越後福嶋城」
出版社:北越出版
発行日:2006年9月初版
ページ数:137P
著者:渡邉昭二
定価:2,100円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
地元の人に正しい歴史認識を持ってもらうことを目的にまとめられたようである。現在はほとんど遺構が残っていない福嶋城に関して、その城域についての考察が載っている。写真がモノクロなのが残念だが、巻末の福嶋城の城域図や現況との重ね図、周辺の小字名調査は現地調査の役に立つでしょう。ネット書店では販売していないようなので、上越市内の書店で郷土書コーナーを見つけて購入して下さい。

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飯山市ふるさと館叢書第4集 飯山城と城下町

飯山市ふるさと館叢書第4集 飯山城と城下町 平成19年度秋の企画展 飯山城と城下町
発行元:飯山市総合学習センターふるさと館
発行日:2007年9月11日
ページ数:40P
定価:400円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
絵図が載っているが冊子が小さくて文字は読めないが、飯山城を中心にした歴史や遺構を概観するには最適な一冊ではないでしょうか。11月11日まで掲載されている地図や遺物を展示した企画展が行われているので、機会があればぜひ本書を片手に展示を見てください。

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