出版社:桂書房
発行日:2006年3月初版
ページ数:418P
著者:山本和代子
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
「加賀藩2代藩主前田利長公が開いた歴史のある町・高岡。そこに生まれ育った著者が、前田利長の人生や彼をめぐる人々、その居城と城下町づくりにまつわる話などを語る。山元醸造株式会社ホームページの連載記事を書籍化。」
地元高岡の方による開祖前田利長と高岡城、高岡の町の話です。著者は専門家でないので、本で調べたものや人伝に聞いた話がかかれていますが、その内容は非常に読みやすいものとなっています。金沢とともに城下町として世界遺産登録を目指している高岡市の歴史を学んでみませんか。
本書は地元出版社によるもので、一部書店では入手しづらいこともあります。また発行部数もそれほど多くないと思われますので、「高岡」「高岡城」「前田利長」に興味ある方は早めに入手しましょうね。一部ネット書店などは「古城万華鏡」で登録されています。
カテゴリー: 郷土史
三重の城
久留里城誌
竹ヶ鼻城
歴史の道調査報告書 第六集 海の道と川の道・補遺
発行元:石川県教育委員会
発行日:1999年3月初版
ページ数:224P
編者:石川県教育委員会
定価:2,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は文化庁の「史跡等保存整備費(特殊)国庫補助要項」に基づき、平成9年度から10年度にかけて石川県教育委員会が実施した歴史の道調査事業の報告書の最終集。舟運による道と山越えの街道および平国祭の道を掲載している。石川県は海岸線が長いので湊も多く、湊のある集落の研究には役に立つ。
現在この巻のみまだ残部があり販売中である。
石川史書刊行会 刊行物ホームページ
富山県中世城館遺跡総合調査報告書
探訪信州の古城 -城跡と古戦場を歩く-
発行:郷土出版社
発行日:2007年11月初版
ページ数:291P
監修:湯本軍一
定価:9,500円+税 限定予約販売2,000部
オススメ度:★★★★☆
書評:
「城と合戦をめぐるドラマティックな興亡。興味深いエピソード満載。貴重な図版350点収録。ふるさとのルーツを知る、第一級郷土資料。」
戦国時代は、日本の長い歴史のなかで、もっともめまぐるしく地方の版図が変動した時代でした。とくに信州は山谷隔てて地方の武士が割拠していたので、より激しく変化しました。その象徴が1260余といわれる城跡です。本書ではこうした城跡の紹介のほか、さらに、藩と城下町の成立、合戦場や合戦秘話も紹介していて、まさに、信州の戦国時代がまるごとわかる書となっています。 縄張図はもちろんのこと、鳥瞰図がイラストで掲載されているので、城のイメージがビジュアルに理解できます。
限定予約販売ということで一般書店(ネット書店)に並ぶ機会が少ないと思いますが、長野県の地元書店(一部ネット販売もあり)で並べているところもありますので、県外者も購入可能です。
長野県上田市 平林堂書店
その後、一部ネット書店でも販売を始めました。(2008/1/10更新)
没後四百年特別展覧会 石田三成 -秀吉を支えた知の参謀-
編集・発行:長浜市長浜城歴史博物館
発行日:1999年10月初版
ページ数:95P
定価:1,000円(5%税込) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「三成は関ヶ原合戦で徳川家康に対抗した人物であるため、ゆかりの史料も散逸し、江戸時代にあっては意図的にその人物像が歪められて伝えられてきました。この展覧会は、来年の没後四百年に先立って、三成の生涯と仕事を、史料に従って正確に評価しようとするものです。これによって、日本の歴史の中で、三成がいかに偉大な業績を残したかを、再認識していただければ幸いです。」
平成11年度秋季特別展の図録。本書は長浜城歴史博物館で購入できますが現在は品切れで、古書でようやく入手しました。
長浜市長浜城歴史博物館ホームページ