仙台城本丸跡の発掘 改訂版 仙台市文化財パンフレット第43集

仙台城本丸跡の発掘 改訂版 仙台市文化財パンフレット第43集
編集・発行:仙台市教育委員会文化財課
発行日:2000年12月
ページ数:30P
定価:400円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
現在の本丸台石垣の後ろから築城当時の石垣が発見されたニュースは、全国ニュースとして放送されていたが、本書はその発掘調査をふまえ、本丸の歴史を紹介している。フルカラーで写真も大きく、市民に本丸の価値を訴えるには十分な出来となっている。発掘調査概報としての価値もある。

仙台市市政情報センターで購入できます。郵送販売もでき、冊子小包容量を越える場合の宅配便送料は割安でした。
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「城下町仙台を歩く」歴史的町名ハンドブック

「城下町仙台を歩く」歴史的町名ハンドブック 「城下町仙台を歩く」歴史的町名ハンドブック付図 歴史的町名現代重複図
発行:仙台市
発行日:2002年7月10日初版
ページ数:96P+歴史的町名現代重複図 1枚
編集:歴史的町名等活用推進委員会
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「仙台には藩政時代から伝わる数々の歴史的町名がありました。昭和40年代、そのほとんどが新町名に切り替わり消えてしまいましたが、今でも、市民の日常生活の中で道路の呼び名や町内会名として使われてきています。この冊子では、仙台の貴重な歴史的・文化的財産である歴史的町名を地区ごとにピックアップして紹介しています。」
仙台市の藩政期の町名を紹介するハンドブックと、現在の地図に藩政期の城下町の範囲を重ねた地図がセットになっています。地元金沢市では藩政期の旧町名は市の後押しもあり続々と復活していますが、仙台でもこの小冊子とともにそういう機運が盛り上がればよいと思います。仙台市市政情報センターで購入できます。郵送販売もでき、冊子小包容量を越える場合の宅配便送料は割安でした。
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仙台開府四百年記念 仙台城下絵図の魅力 杜の都のうつりかわり

仙台開府四百年記念 仙台城下絵図の魅力 杜の都のうつりかわり 仙台市文化財パンフレット第45集
編集・発行:仙台市教育委員会
発行日:2001年2月
ページ数:34P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「2001年、新世紀の第一歩をしるす年であるとともに、仙台は伊達政宗による開府から数えて400年という大きな節目を迎えます。400年間の仙台について、城下絵図は今なお私たちに多くの情報を伝えてくれるものの一つです。この城下絵図を後世に伝え残していくため、5件19点が平成12年4月に仙台市有形文化財に指定されました。このパンフレットは、文化財である城下絵図を通じて今に受け継がれてきた『仙台』を見直し、そしてより一層『仙台』に親しんでいただくために仙台開府400年を記念して作成されました。」

仙台の城下絵図を紹介するパンフレットです。元が大きいのでとても文字までは読めませんが、カラーで掲載されているので雰囲気は伝わります。「城下絵図を開くまで」というページでは城下絵図を開くまでの作業工程をコマ単位に紹介しています。実際の大きさを考えれば、広げるだけでも大変な仕事です。本書は仙台市市政情報センターで購入できます。郵送販売もでき、冊子小包容量を越える場合の宅配便送料は割安でした。
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平成18年度開館20周年記念特別展図録 戦国武将島津義弘

平成18年度開館20周年記念特別展図録 戦国武将島津義弘
編集・発行:姶良町歴史民俗資料館
発行日:2006年10月13日
ページ数:129P
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「義弘の父島津貴久は薩摩半島に続いて大隈・日向も領国にしようとしました。その第一段階が蒲生氏攻めで、蒲生氏の支城岩剣城を攻めました。義弘はこの合戦で白銀坂に陣を構え、武功を挙げて初陣を飾りました。義弘はこの一連の合戦の最中から岩剣城での在番を命じられ、麓に館を構え平松城(重富小学校)と名付けました。」

本図録は平成18年10月13日から11月23日まで開催された特別展の展示図録です。島津義弘といえば関ヶ原の敵陣突破であろうが、本書は義弘の人生の節目節目で関係のあった姶良町の史跡を紹介しながらの図録である。予算の都合が半分がカラーページ、残りモノクロページである。中途半端な感もあるが、カラーの絵図や古文書などもあり雰囲気は十分に伝わる。姶良町歴史民俗資料館で購入することができます。
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平成18年度特別展図録 越前(重富)島津家の歴史

平成18年度特別展図録 越前(重富)島津家の歴史
編集・発行:姶良町歴史民俗資料館
発行日:2004年10月15日初版、2007年10月30日改訂版
ページ数:72P
定価:1,300円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「越前島津家の祖は、宗家島津家初代忠久の二男忠綱です。忠久が越前守護として補任され、忠綱が守護代として越前に住み、さらに忠久の嫡子忠義が越前国生部並びに久安保重富地頭職を得ました。その後忠綱の子孫は、越前国から播磨国下揖保で活躍しましたが、戦国時代に15代忠長が戦死し、その家は衰えました。そこで子孫は系図と文書を持参して宗家島津家の助力を得ようとして薩摩に来ました。今回は地名の由来となった越前島津家及び重富地区の歴史を紹介します。」

本図録は平成16年10月15日から11月23日まで開催された特別展の展示図録です。越前重富島津家で有名なのは幕末子が宗家を継いで国父となった島津久光であろう。島津分家の中でも筆頭とされた越前家の歴史について、写真がモノクロなのは残念だが現在タイムリーな一冊といえるのはなかろうか。図録として改定版が発行されているのも珍しい。姶良町歴史民俗資料館で購入することができます。
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姶良町中世城館跡 姶良町文化財調査報告書1

姶良町中世城館跡 姶良町文化財調査報告書1
編集・発行:姶良町教育委員会
発行日:1994年3月31日
ページ数:96P
定価:1,600円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「この報告書は、姶良町教育委員会が埋蔵文化財包蔵地として把握した中世城館跡の調査記録をまとめたものです。調査は、平成3年度から5年度までの3か年にわって実施しました。姶良町内には、戦国時代を中心とした中世の鹿児島の歴史を考える上で重要な岩劔城跡・平山城跡・建昌城跡などの城が築かれ、今でも往時の姿をよくとどめていると考えられます。本書が姶良町の文化財保護や歴史研究のために活用されることを期待します。」
鹿児島県姶良町の中世城館跡調査報告書です。調査の城館跡には調査当時の写真と縄張り図により遺構の残りの様子がよくわかります。姶良町歴史民俗資料館で購入することができます。
姶良町歴史民俗資料館刊行物ホームページ

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建昌城跡 「姶良町歴史と憩いの森公園」整備計画に伴う平成11~13年度発掘調査概要報告書 姶良町埋蔵文化財発掘報告書第8集

建昌城跡 「姶良町歴史と憩いの森公園」整備計画に伴う平成11~13年度発掘調査概要報告書 姶良町埋蔵文化財発掘報告書第8集
編集・発行:姶良町教育委員会
発行日:2002年3月31日
ページ数:49P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「本町では、山城跡の約7割を町史跡に指定し保存すると同時に、『(仮称)歴史と憩いの森公園』整備計画を策定し、平成11年度から法面の防災工事とあわせて公園構想に伴う発掘調査を実施してきました。本報告書は平成11~13年度に町教育委員会が実施した発掘調査の成果の概要をまとめたものです。調査の結果、建昌城跡が中世だけではなく、縄文時代草創期・早期の豊富な遺構・遺物を埋蔵していることが明らかになりました。」
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建昌城跡 -姶良町憩いの森講演構想に伴う確認調査報告書- 姶良町埋蔵文化財発掘調査報告書4

建昌城跡 -姶良町憩いの森講演構想に伴う確認調査報告書- 姶良町埋蔵文化財発掘調査報告書4
編集・発行:姶良町教育委員会
発行日:1991年3月30日
ページ数:135P
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「姶良町教育委員会では、建昌城跡の公園開発計画に先立ち、計画地が中世から近世初頭の山城跡にあたることから、昭和63年度から平成2年度にかけて埋蔵文化財の確認調査を実施しました。その結果、土塁や空堀などの遺構の一部や貴重な遺物を多数発見することができました。」
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第6回特別展「大和の城と城下」

第6回特別展「大和の城と城下」
編集・発行:葛城市歴史博物館
発行日:2005年10月15日
ページ数:51P
定価:700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「近年、中世守護所、戦国期城郭・城下、織豊期城郭・城下および江戸時代の城郭・城下町の研究が、考古学・歴史学・歴史地理学などの分野で進み、学際的な研究が行われるようになっています。その結果、中世や近世の城郭および城下の研究が飛躍的に進みました。大和国に築かれた城のうちにも、中世から江戸時代まで存続した城があります。これらの城は、数多くの戦乱に巻き込まれ、城主も様々に変遷しました。そのような過程をへて、中世城郭から近世城郭として転生し、城下町を形成しました。今回の展示では、郡山城・宇陀松山城・高取城・二見城および葛城市に存在した新庄陣屋を取り上げます。」

この図録は平成17年10月15日から11月27日まで開催された展示図録。薄いが展示品はカラーで掲載され、城下町絵図なども雰囲気は十分に伝わります。葛城市歴史博物館で購入することができます。送料290円と合わせて定額小為替でよい。
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国際シンポジウム 韓国の倭城と大坂城 資料集

国際シンポジウム 韓国の倭城と大坂城 資料集
編集・発行:倭城・大坂城国際シンポ実行委員会
発行日:2005年9月10日
ページ数:250P
定価:1,300円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
2005年9月10日・11日に大阪市中央公会堂で開催されたシンポジウムの資料集。内容はやや専門的ではあるが、発掘調査の成果など市販されていない報告書を引用したものも多数あるため、非常に貴重な資料といえる。モノクロではあるが、ページ数に比較するとお買い得といえるか。北九州中国書店で購入できます。
北九州中国書店ホームページ

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