出版社:講談社
発行日:2003年9月2日
ページ数:34P
定価:560円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「四季折々の花を愛でつつ、天下泰平の世を想う。京都二条城周辺のビジュアルガイド。」
カテゴリー: 郷土史
石川県立美術館 優品図録 石川県立美術館叢書5
参勤交代
編集・発行:石川県立歴史博物館
発行日:1991年7月27日
ページ数:63P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「『参勤交代』というと、加賀藩の場合、二つのことが挙げられます。一つは、二代藩主前田利長が、慶長七年正月、人質となって江戸にいた母芳春院を見舞い、その際徳川秀忠に伺候したことが参勤交代制度の始まりといわれること、今一つは、百万石という日本一の禄高を誇った前田家の行列の規模の壮大なことです。この制度は、加賀藩のみならず、諸藩に膨大な出費を強いることになりました。反面、街道が整備され、経済流通や情報・文化の伝達を促したことも見逃しえません。本展は、加賀藩の資料に加え、特徴ある全国諸藩の資料も併せて紹介しています。」
平成3年7月27日より8月25日まで同博物館で開催された夏季特別展の展示図録です。
美濃岐阜城 -岐阜城天守から見た天守系統-
日本の遺跡27 五稜郭 幕末対外政策の北の拠点
公木萬記(第5集) 関氏と一宮城
発行日:1976年7月30日
ページ数:74P
著者:松本勝二
定価:非売品 私家本
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「私は三十数年来、城に興味をいだいて、今日までに、日本の城と名のつく跡を見て廻って来たが、一宮の城跡碑ほど粗末にされているところを見たことはない。この城址碑は現在東京にある関氏当主の先代が、昭和十七年に建てられたものであるが土地がなかったというので、市道の一部に建てられたものである。今日までに一宮城をとりあげて、これを明らかにしようとする人のいなかったことは残念である。」
私家本であるが、郷土の歴史は地元の人の手で守られなければ伝えられないという思いを改めて持たせてくれる本である。
吉田城シンポジウム報告 検証吉田城
発行:豊橋市教育委員会
発行日:2006年3月初版
ページ数:238P
編集:豊橋市美術博物館
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、吉田城が今橋城として築城されてから五〇〇周年にあたる節目の年として、平成17年10月8・9日(土・日)に行われた、『吉田城築城五〇〇年記念 吉田城シンポジウム』の内容をもとに構成しています。シンポジウムの講師を務めていただいた気鋭の文献・城郭研究者の方々にお願いし、豊富な知識や広い視野をもとに、それぞれが得意とする分野について吉田城の城主や、城の文化財的な評価をご執筆いただきました。」
豊橋市美術博物館で販売されていたのですが、現在も残部があるかわかりません。吉田城を題材にいろいろな視点の論文が読めてとても興味深い本です。
正統派史家と郷土史家の対決 稲葉城・落城年代考
三春城と城下町
編集・発行:三春町歴史民俗資料館
発行日:1998年3月31日
ページ数:107P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「当館では、過去に三春城や城下町に関連した特別展を開催して参りました。『安東・秋田氏展』・『三春田村氏と伊達政宗』・『松下氏三春への道』・『三春藩』など、それぞれの城主とその周辺の展示を行ってきました。今回の『三春城と城下町』は過去の展示と重複する題材もありますが、新資料を加えて、特に絵図を中心にご覧いただきたいと思います。新資料としてご紹介する『三春城起こし絵図』は、本丸の表門や裏門、石垣や塀の部分などが、立体的に立ち上がる仕掛けになっており、他に例のない貴重な絵図です。正保2年に秋田氏が三春へ入部して間もない時期に、何らかの目的で作られた絵図であると考えられます。」
本図録は三春町歴史民俗資料館平成10年度春季特別展の展示解説図録です。当時にしては珍しくカラーページが非常に多く、目玉の三春城起こし絵図もいろいろな角度からの写真が掲載され、楽しめます。残念ながら本書は展示図録としては品切れであり、入手が非常に難しいと思われます。
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平成7年度秋季特別展 観音寺城と佐々木六角
発行元:滋賀県立安土城考古博物館
発行日:1995年10月14日
ページ数:93P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
1995年の秋季特別展を収録した解説図録。観音寺城と六角氏をテーマにしたもので、この特別展以来同館では同様のテーマでの特別展は開催されていない。非常に貴重な図録でありますが、本書はすでに売り切れとなっており、今回ようやく入手することができました。
安土城考古博物館ホームページ