編集・発行:埼玉県立歴史資料館
発行日:1987年3月30日
ページ数:13P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「歴史資料館では、昭和58年以来、『埼玉の城館跡調査事業』を実施してまいりました。この事業は県下における城や館・砦などの所在や遺存の状況を調査し、史跡の保護や中世史解明の基礎資料を得ることにあります。県内を交通の便宜を配慮して、いくつかの地域的まとまりに分け、皆様が気軽に県内の城や館を探訪していただけるガイドブックの刊行を計画しました。本書はその第1集として、古代末から戦国期にかけて武蔵武士の活躍がめざましく、多数の城や館が築かれた人間・比企地域を取り上げてみました。」
カテゴリー: 郷土史
特別展 戦国城下町研究の最前線
編集・発行:福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館
発行日:2001年7月18日
ページ数:67P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今回の記念特別展『戦国城下町研究の最前線』では、一乗谷朝倉氏遺跡の発掘調査・研究・整備の成果を調査年代ごとに展示し、また、最近、発掘調査のめざましい近県の戦国城下町遺跡と比較することによって、日本の戦国城下町研究の到達点、および今後に残されている問題点を明らかにしていきたいと思い企画しました。」
平成13年までの一乗谷朝倉氏遺跡の発掘の概要がよくわかる図録となっています。残念ながら売切となっていますので、古書でしか入手できませんが、オールカラーで参考になる本です。
近世栃木の城と陣屋
平成16年度特別展 八王子城跡御主殿 -戦国大名北条氏照のくらし-
編集・発行:八王子市郷土資料館
発行日:2004年7月17日
ページ数:57P
定価:700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「平成4・5年に発掘調査を実施した、史跡八王子城跡御主殿から出土した遺物を紹介しています。
A5版・64ページ・オールカラーで以前刊行したCD-ROMの内容をやさしくコンパクトに解説しています。」
CD-ROMの発掘調査報告書とともにどうぞ。
八王子市 取り扱い図書一覧
八王子城跡御主殿発掘調査報告書 CD-ROM版 八王子城跡ⅩⅢ
編集・発行:八王子市郷土資料館
発行日:2002年
ページ数:CD-ROM1枚
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「戦国時代末期、小田原北条氏最大の支城である八王子城は、豊臣秀吉軍の猛攻を受け1590年(天正18年)落城しました。本書は、城主北条氏照の居館跡である御主殿の発掘調査報告書です。ベネチア産レースガラス器や1,300点以上に及ぶ舶載磁器皿などすべての遺物をカラー写真で掲載しています。」
めずらしいCD-ROMの発掘調査報告書です。解説書として平成16年度特別展図録とともにどうぞ。
八王子市 取り扱い図書一覧
八王子千人同心の地域調査 -武蔵・相模の地誌編さん-
編集・発行:八王子市郷土資料館
発行日:2005年11月1日
ページ数:55P+CD-ROM1枚
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「東京有形文化財(古文書)に指定され、郷土資料館に寄託されている『桑都日記』(極楽寺蔵)は、平成十四年度に東京都・八王子市の補助による修復がなされた結果、表紙の芯紙から『新編相模国風土記稿』津久井県之部の草稿の一部が発見されました。草稿の存在はこれまで知られていないため、貴重な発見として注目されています。今回の展示では新発見資料を初公開するとともに、その後の研究成果や新たに発見された資料から、千人同心の文化的業績ともいえる地誌捜索の全体像を再検討したいと考えます。」
八王子市 取り扱い図書一覧
北条氏照と八王子城
編集・発行:八王子市郷土資料館
発行日:1990年7月21日
ページ数:164P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「氏照をはじめとする後北条氏の研究は、これまでに多くの蓄積があり、今日においても活気の様相を示しています。こうした中、氏照について新たな指摘や新史料が報告されています。また、八王子城に関しても発掘調査による成果も着実に積み重ねられ、少しずつではありますが、その歴史的性格の解明が試みられています。今特別展では、これらの成果を整理しつつ、あらためて氏照という人物像を描き出し、併せて八王子城の歴史的位置づけを考えてみたいと想います。」
展示図録ですが、図版は40ページほどで、関連論文が非常に充実しています。
ふるさといしかわの遺跡
出版社:北國新聞社
発行日:2008年3月初版
ページ数:230P
編集:石川県教育委員会事務局文化財課
定価:1,905円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「この冊子はいしかわの子供どもたちが、ふるさとの個性豊かな歴史と文化を物語る文化財である遺跡を学ぶために作成したものです。現在、石川県内には8,000カ所を越える遺跡(埋蔵文化財包蔵地)があります。これらの中には国や県、各市町が史跡に指定したものもあります。この冊子では、県内市町教育委員会や財団法人石川県埋蔵文化財センターなどの協力を得て、国、県指定史跡のすべてと、地域や時代などを考慮して選んだ県内各地の遺跡等、合わせて103件について解説しています。」
1遺跡につき、表に写真、裏に解説と場所を記載している。郷土の歴史に触れることができます。