三春城下町関連遺跡発掘調査報告書(平成11年度) 三春城跡第3次調査・近世追手門前通遺跡群D地点 三春町文化財調査報告書第26集

三春城下町関連遺跡発掘調査報告書(平成11年度) 三春城跡第3次調査・近世追手門前通遺跡群D地点 三春町文化財調査報告書第26集
編集・発行:三春町教育委員会
発行日:2000年3月31日
ページ数:カラー図版8P+244P
定価:2,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今回、報告するのは、平成5年度から6年度にかけて行った南町高齢者住宅建設工事に伴う三春城跡の第3次調査と、平成8年度から9年度にかけて行った保健センター及びシルバー人材センターの建設工事に伴う近世追手門前通遺跡群D地点のいずれも南町での発掘調査です。三春城跡では、中世の三の丸跡と推定される遺跡群や近世初期の大規模な建物群、秋田氏時代の重臣屋敷入り口の石組み遺構、近代の田村郡役所の土塁や排水溝など多くの遺構が見つかっています。近世追手門前通遺跡群では、縄文時代の住居跡や城下町建設以前の河川跡、中世から江戸時代初期の鋳物師たちの暮らした城下町の一画、秋田氏時代の重臣屋敷跡などが発見されています。」

[amazonjs asin=”4828205578″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”三春の滝桜(DVD)”]

続きを読む 三春城下町関連遺跡発掘調査報告書(平成11年度) 三春城跡第3次調査・近世追手門前通遺跡群D地点 三春町文化財調査報告書第26集

三春城跡Ⅳ 平成13・14・15年度試堀調査報告書 三春町文化財調査報告書第29集

三春城跡Ⅳ 平成13・14・15年度試堀調査報告書 三春町文化財調査報告書第29集
編集・発行:三春町教育委員会
発行日:2004年3月31日
ページ数:28P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「三春城の往時の姿を明らかにする目的で、平成13年度から15年度にかけて、城山の各所で測量と小規模な発掘調査を実施しました。その結果、戦国時代末期に地元の技術で積んだ石垣や、江戸時代初期に蒲生氏が豊臣政権の技術で築き上げた大規模な石垣などを発見しました。」

[amazonjs asin=”B000CS9B8W” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”シンフォレストDVD さくら 名所名木を訪ねて”]

続きを読む 三春城跡Ⅳ 平成13・14・15年度試堀調査報告書 三春町文化財調査報告書第29集

三春城跡Ⅴ 平成16年度試堀調査報告書 三春町文化財調査報告書第30集

三春城跡Ⅴ 平成16年度試堀調査報告書 三春町文化財調査報告書第30集
編集・発行:三春町教育委員会
発行日:2005年3月31日
ページ数:13P
定価:300円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今年は本丸上の段で試堀調査を行い、江戸時代の遺構では、殿様が本丸にいる時に使った建物である御座間や料理の準備をした台所の一部を発見しました。また、戦国時代に三春城が火災にあい、その後大規模な土木工事を行った跡も見つかりました。こうした成果から、本丸上の段には江戸時代の御殿の建物跡が保存されていることや、戦国時代に城が焼け、その後、大きな城に作り直されたことがわかりました。」

ページ数が少ないながらも本丸御殿の建物図などが掲載され、コンパクトにまとまっている。

[amazonjs asin=”4779617162″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”大人の桜旅 2013―一度は見に行きたい日本の桜名所&名桜700景 (NEWS mook)”]

続きを読む 三春城跡Ⅴ 平成16年度試堀調査報告書 三春町文化財調査報告書第30集

三重県久居市上野遺跡に関する総合研究

三重県久居市上野遺跡に関する総合研究
発行:三重大学教育学部日本史研究室
発行日:2002年3月
ページ数:234P+CD-ROM1枚
編集:研究代表者 藤田達生
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「三重県久居市戸木町羽野の上野遺跡は、相次ぐ貴重な発見によって、国史跡にも匹敵する重要遺跡としての評価を得ている。たとえば、歴史学・考古学の情報誌『文化財発掘出土情報』では二度にわたって巻頭グラビアを飾ったり(2000年9月号・2000年10月号)、NHKの人気番組『その時歴史が動いた』でも取り上げられている(2001年4月11日放送)。これらからは、上野遺跡に対する関心が、学界にとどまらず一般の人々にとっても並々ならぬものであることがうかがわれる。」
本書には付属CD-ROMに木造城のCGが入っているのであるが、VRMLという形式でビューアが必要となる。現在あまりメジャーではないこのビューアの入手が少々厳しいところであるが、報告書としては一時世を賑わした小牧・長久手合戦のときの木造氏の守る木造城を攻めた付城の遺構について参考になる。本書は、研究関係者に配布されたものであり、市販用には「秀吉と北畠一族 -三重県久居市上野遺跡に関する総合研究-」(1,900円)という書名で一部地元津市で販売されていたようであるが、古本でも見つけることができなかった。

続きを読む 三重県久居市上野遺跡に関する総合研究

丸亀の歴史散歩

丸亀の歴史散歩
発行日:1982年11月20日初版、1988年5月1日第3版
ページ数:341P
著者:直井武久
定価:2,000円(当時)
オススメ度:★★★★☆
書評:
いい歴史書です。丸亀の歴史が詳細に、しかし読みやすくまとめられています。今回古本できれいな状態のものが入手できましたが、発行所が書いてないので、当時はどこで売られていたものでしょうか?丸亀の歴史を研究するには必携の一冊でしょう。
この書籍をAmazonで購入する

続きを読む 丸亀の歴史散歩

かわら -瓦からみた大津史-

かわら -瓦からみた大津史-
編集・発行:大津市歴史博物館
発行日:2008年10月11日
ページ数:128P
定価:800円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、平成20年10月11日から11月24日まで、大津市歴史博物館で開催する企画展の解説書として出版した。本書には、すべての展示資料は掲載していない。また参考図版として、展示以外の資料についても掲載している。」
この展示を見るまでは鬼瓦にこんなにバリエーションがあるとは知りませんでした。大津市歴史博物館で購入してください。
大津市歴史博物館 図録ホームページ

続きを読む かわら -瓦からみた大津史-

大津市歴史博物館 研究紀要15

大津市歴史博物館 研究紀要15
編集・発行:大津市歴史博物館
発行日:2008年7月15日
ページ数:85P
定価:1,300円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「大津城は慶長五年(1600)の関ヶ原合戦で東軍に勝利をもたらせる重要な役割を演じることになる。天下分け目の戦いを前にして、東軍についた大津城の城主京極高次が、関ヶ原方面に向かう西軍の進軍を籠城戦によって阻止したのである。本稿では、いまだ謎の多い大津城の縄張や構造を、当時の資料によって明らかにするとともに、大津城籠城の経緯を見るなかで、改めてこの城の果たした役割について述べようとするものである。」
中では、やはり先に引用している「大津城と大津籠城戦」の論考が面白いです。同館の研究紀要で城郭関係が扱われるのは初めてです。他には、資料紹介の古瓦譜が意外に興味深かったですね。大津市歴史博物館で購入できますよ。
大津市歴史博物館 紀要ホームページ

続きを読む 大津市歴史博物館 研究紀要15

坂本城跡発掘調査報告書 大津市埋蔵文化財調査報告書43

坂本城跡発掘調査報告書 大津市埋蔵文化財調査報告書43
編集・発行:大津市教育委員会
発行日:2008年3月3日
ページ数:61P+図版69P
定価:2,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「戦国時代の大津は、当時の武将が天下を統一させんがために駆けめぐった地であります。そのことから市内各所には、その軍事拠点となるような城郭が築かれるようになりました。坂本地区では、元亀2年(1571)に織田信長により比叡山を紅蓮の炎に包み込んだ山門(延暦寺)焼討ちが行われました。それを契機に坂本浜(下阪本地区)には、信長の命によって明智光秀が城郭を築きました。この坂本城は、中世から近世への過度期に築かれた平城として注目されていましたが、その所在や構造は不詳のままでした。今回、この推定値付近で偶然にも宅地造成工事が行われることになり、事前の発掘調査を実施しました。調査の結果、城主またはその一族のものと思われる屋敷やそれに伴う石組の井戸や溝、区画の石列などが検出され、本丸の一部ではないかと想定されました。」
本書は昭和54年度に発掘調査を実施し、平成19年度に整理作業を実施した成果物であり、関係する昭和55・57年度の調査成果の一部も報告されている。どうりで図版の写真が先日訪れた坂本城周辺とは異なっていると思いました。随分整理に時間がかかったものだと思いますが、それだけ大津市には多くの遺跡があるということでしょう。坂本城の貴重な調査結果や当時の写真を見ることができますので、興味ある方は売り切れる前に大津市歴史博物館で購入してください。
大津市歴史博物館 文化財・報告書ホームページ

続きを読む 坂本城跡発掘調査報告書 大津市埋蔵文化財調査報告書43

挙母城 内藤氏居城・七州城跡の発掘調査報告書 豊田市埋蔵文化財発掘調査報告書第8集

挙母城 内藤氏居城・七州城跡の発掘調査報告書 豊田市埋蔵文化財発掘調査報告書第8集
発行:豊田市教育委員会
発行日:1997年3月31日
ページ数:255P(図版45P含む)
編集:豊田市郷土資料館
定価:2,600円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「1992~93年度に行われた拳母城(七州城)跡本丸区域の調査報告。七州城は拳母藩内藤家の居城で二代藩主学文のとき完成,以後85年にわたり存続した城。大量の瓦,陶磁器類焼塩壷などが出土。」
続きを読む 挙母城 内藤氏居城・七州城跡の発掘調査報告書 豊田市埋蔵文化財発掘調査報告書第8集

伊保東古城 豊田市埋蔵文化財発掘調査報告書第24集

伊保東古城 豊田市埋蔵文化財発掘調査報告書第24集
発行:豊田市教育委員会
発行日:2005年2月
ページ数:152P+図版13P
編集:豊田市郷土資料館
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「猿投山麓の尾張と三河国の国境域に位置する中世山城の発掘調査報告書。主郭、副郭、横堀、土塁、井戸を確認。天目茶碗をはじめ多数の中世陶磁器類が出土。15~16世紀代に属する土師器皿の良好な資料は注目される。昭和56年度調査。」
続きを読む 伊保東古城 豊田市埋蔵文化財発掘調査報告書第24集