出版社:同成社
発行日:2008年12月初版
ページ数:178P
著者:小都隆
定価:1,800円+税5%
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「毛利元就の次男・吉川元春の館跡や、拠点の小倉山城跡、日山城跡、ゆかりの寺院跡など、9か所からなる遺跡群「吉川氏城館跡」。中世城館遺跡総合調査をもとに、これまでの調査と研究の成果をまとめる。 」
本書を読むまで、恥ずかしながら吉川氏城館跡とは、吉川元春館跡と万徳寺跡とどこかの詰め城のことだろうと思っていた。実際は所領であった地域一帯の9遺跡の総称として「吉川氏城館跡」が史跡指定されているということで、これだけの遺跡が良好に現在も残されていることだけでも貴重なことである。
カテゴリー: 郷土史
遺跡と景観 東北中世考古学叢書3
栃木県歴史年表
日本の遺跡31 志波城・徳丹城跡 古代陸奥国北端の二城柵
日本の遺跡30 多賀城跡 古代国家の東北支配の要衝
日本の遺跡29 飛山城跡 下野の古代烽家と中世城館
尾張地域の考古資料に関する文献資料調査 戸山屋敷銅鐸考・瓦礫舎 名古屋市博物館調査研究報告Ⅱ
編集・発行:名古屋市博物館
発行日:1992年3月31日
ページ数:51P+124P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「このテーマは、1988年に当館にて開催した特別展『考古学の風景 名古屋における発見と調査のあゆみ』を契機として構想、展開したものであり、就中、発掘調査を実施していない当館にあっては、発掘調査によらない、博物館施設固有の調査研究活動の一つのスタイルを提示するものと言ってよいでしょう。」
瓦礫舎により江戸時代に収集された古瓦の影印を収録した本「古瓦譜」が全国各地の瓦の紋が見れて面白い。名古屋市博物館で販売されていたが、現在は絶版です。古書で購入しました。
名古屋市博物館 出版物ホームページ
越中富山 山野川湊の中世史
特別展 信長・秀吉の城と都市
編集・発行:岐阜市歴史博物館
発行日:1991年7月26日
ページ数:206P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「近年、信長・秀吉時代の遺跡の発掘調査が数多くおこなわれるようになり、文献史料とは違った形で、往時の歴史を語れるようになりました。本展では、近年の動向をふまえ、信長そして秀吉にかかわりのある城郭資料を中心に展示することにしました。」
本書は、平成3年7月26日から9月8日まで岐阜市歴史博物館で開催された特別展図録です。カラーは少ないですが、岐阜城、安土城、大坂城の発掘調査を中心に紹介されています。現在織田信長の居館発掘調査で注目されている岐阜城下町の復元イラストが掲載されています。