出版社:自鐘舎
発行日:2009年1月初版
ページ数:329P
協力:金沢経済同友会
定価:1,143円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
金沢検定に焦点を当てた問題集第4弾。もう毎年恒例となりました。だんだん隙間的な問題も出てくるようになりました。本番に備えて勉強しましょう!
カテゴリー: 教養その他
幕末の加賀藩
編集・発行:石川県立郷土資料館
発行日:1977年6月1日
ページ数:38P
定価:不明 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「近代日本の出発点となった明治維新は、薩長土肥の西南雄藩の主導権によるものとされています。とすれば、全国三百近い諸藩のほとんどが、なすすべもなく維新を迎えたということになりましょう。くわえて、加賀藩は日本一の大藩であったため、従来幕末期の行動は維新に乗り遅れた代表と目され、そのことのみが問題視されてきたきらいがあると思います。今回の展示は、幕末激動期の郷土の社会状勢を概観していただこうとするものです。」
昭和52年6月1日から7月10日まで同館で開催された春季特別展図録。写真はすべてモノクロであるが、明治時代の水をたたえる金沢城百間堀、囲いのない七稲地蔵など貴重な写真が掲載されています。
金沢の史跡探訪
発行:財団法人金沢市文化保存財団
発行日:1992年6月
ページ数:99P
監修:金沢の史跡探訪作成調査会
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、市内に所在する国指定文化財、石川県指定文化財、金沢市指定文化財および金沢市指定建造物等を中心に、平成3年11月22日現在、その所在地が確認できたものを収録した。」
金沢市内の文化財指定された所在を地図で示した本です。散策には非常に便利なのですが、情報がやや古いのが残念です。発行は金沢文化振興財団の前身である金沢市文化保存財団となっています。新版でないですかね?本書は、金沢文化振興財団の管理する資料館・記念館など一部で購入できます。
フクイサウルス [復原モデル]・[全身骨格]
発売:福井県立恐竜博物館
発行日:2008年6月
販売元:ノムラデペロップメント
造形企画制作:海洋堂
原型制作:荒木一成
定価:各1,200円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆
評価:
フクイラプトルに引き続き、日本ではじめて全身骨格が復元された恐竜であるフクイサウルスがついに発売されました。原型は学研の「恐竜骨格モデルシリーズ」も担当している恐竜造形の第一人者荒木一成氏、造形はフィギュア造形では有名な海洋堂と夢のコラボレーションによる福井県立恐竜博物館オリジナルモデル第二弾です。
当博物館は恐竜の全身骨格を数多く展示していますので、大人も子供も1日中楽しめます。本グッズは博物館ミュージアムショップで購入できます。遠方のため行けない方は博物館ホームページのネットショップから購入できます。ミュージアムショップでは後援会会員(ダイノメイト)になると一割引で購入できますよ。フクイサウルスの販売と同時にここにも値上げの波が・・・、第一弾フクイラプトルは1,200円に値上げされていました。
NHK趣味悠々 見かたがかわると景色がかわる 地形図片手に日帰り旅
絶滅期の恐竜と新時代の生き物たち
編集・発行:福井県立恐竜博物館
発行日:2008年7月
ページ数:127P
定価:800円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
同博物館の2008年夏の特別展の図録。恐竜の絶滅は巨大隕石によるものという説は有名であるが、墜落前の恐竜、直後の動物の化石を見たことのある人は少ない。有名であるがなかなか展示されないK/T層前後の化石を多数掲載する。
福井県立恐竜博物館ホームページ
石川県白峰村桑島化石壁の古生物 -下部白亜系手取層群桑島層の化石群-
編集・発行:白峰村教育委員会
発行日:2000年3月25日
ページ数:278P
定価:不明
オススメ度:★★★★☆
書評:
「林道『桑深線』中の桑島化石壁を通る部分は、落石が多発しており長らく通行止めとしていました。しかしこの村道は村民にとって重要な生活道路であり、また非常時の国道157号線の迂回路でもありましたので、多くの方に大きな不便をあたえていました。従いまして、交通確保のための桑島化石壁区間の道路改良案として『手取川の桂化木産地保存対策委員会』において、トンネル案が適当であるとされ、平成8年石川県土木部において『特別豪雪地域代行事業』の採択を得て、平成9年トンネル掘削に至りました。しかしながら本事業の実施による掘削土中には多種の動植物化石の産出が予想されるため、今回の『手取川流域の桂化木産地』調査を行うこととなりました。そして、おかげさまでこの平成9年から11年の3年間の調査を通じて貴重な化石標本が次々に産出され、多大なる成果を上げることができました。」
地元石川県の白峰村(現白山市)は県内唯一、化石が多く産出されます。本書はトンネル工事で行われた報告書ですが、実にたくさんの化石が見つかっています。自分としては、植物よりも動物化石が見つかっているのがうれしいです。まだまだお隣の福井県のような肉食恐竜の骨格までは見つかっていませんが、今後に期待です。
金沢市歴史のまちしるべ案内 金沢市文化財紀要189
発行:金沢市
発行日:2002年3月初版
ページ数:220P
編集:金沢市都市政策部文化財保護課
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「町名や地名は、その土地の歴史や由来、情景を現代に語る、市民共有の貴重な無形の文化遺産であると言えます。本市では、これらを後世に継承するため、特に由緒が明らかで市民に親しまれているものについて標柱を設置する『金沢市歴史のまちしるべ標示事業』を昭和54年度から継続実施してきました。本書では平成13年度までに設置した219箇所の標柱をご紹介します。」
金沢市内至るところに立てられているまちしるべの碑(標柱)を紹介した本です。初版本(本書は第四版)は偶然にも古本屋で入手したが、一般販売されていないので図書館で借りてきました。164箇所の町名、25箇所の坂道、16箇所の用水・堀、11箇所の字地と1箇所の街道にこれら標柱は立っています。標柱を巡りながら金沢市内を散歩すると思わぬ発見があるかも!?しれませんよ。
世界最大の翼竜展 恐竜時代の空の支配者
発行:朝日新聞社
発行日:2007年3月初版
ページ数:91P
編者:朝日新聞社事業本部文化事業部
定価:1,200円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本展覧会では、世界最大の翼竜ケツァルコアトルスをはじめ、日本初公開・世界初公開をふくむ約100点の化石などを一堂にあつめて公開します。恐竜をテーマにした展覧会は今までに何度も開かれていますが、『翼竜』をテーマにした本格的な展覧会は日本では初めてでしょう。」
朝日新聞社の主催で2007年から北九州市、大阪市、長崎市で開催され、現在名古屋市で開催中の展覧会の展示パンフレットです。6月15日までは名古屋市、6月28日からは東京の日本科学未来館で最終展覧会が開催されます。本書にも数多くの化石やきれいなイラストが掲載されていますが、ぜひ展覧会で実物の化石を見て下さい。鳥よりも圧倒的に大きな翼竜の魅力を感じることができる展覧会です。
世界最大の翼竜展ホームページ
*展覧会の終了後はホームページはなくなっている可能性があります。