出版社:フォレスト出版
発行日:1999年12月初版
ページ数:246P
著者:神田昌典
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
お客を自動的に生み出し、会社を90日で高収益企業に変えるエモーショナル・マーケティング。感情を刺激して相手の反応を誘発し、飛躍的に営業効率を上げる具体的な方法について解説する。
現在日本で活躍するマーケティングの若手コンサルタントの多くは著者の理論を利用していると言っても言い過ぎではないでしょう。それほど影響があった一冊。
カテゴリー: 教養その他
非常識な成功法則 神田昌典
小予算で優良顧客をつかむ方法 神田昌典
お金と英語の非常識な関係・上 神田昌典
お金と英語の非常識な関係・下 神田昌典
私の生活流儀 新装版 本多静六
出版社:実業之日本社
発行日:2005年7月初版
ページ数:221P
著者:本多静六
定価:1,000円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
一介の学者でありながら“伝説の億万長者”となり、処世の達人としても広く尊敬を集めた本多静六(1866-1952)が、その最晩年に、自らの人生哲学を後世に伝えるべく書いたのが『私の生活流儀』です。名著『私の財産告白』の陰に隠れがちな本書ですが、健康長寿と日常の小さな心掛けがあってこそ、豊かで幸福な人生を送ることができる、という本多博士の考え方は、生きる指針を見失いがちな現代人にこそ、もっとも必要なメッセージとなっています。
「どんな小さな理想でもよろしい、それがひとたび実現すれば、もはやそれはその人の人生の現実となる。しかも、その現実を土台として、第二のより高き理想が生まれてくる」「世の中で、一番ありふれて、一番真剣なのが金儲けの道である。不正でない方法と努力で金儲けに成功できるものは、どこかに常人の及ばないエラさがあると私は信ずる」――本書には、こうした本多哲学のエッセンスが随所に溢れています。家庭で、職場で、周囲にも勧めたくなる珠玉の一冊。博士を敬愛する渡部昇一氏の解説も熱が入っています。
私の財産告白 新装版 本多静六
出版社:実業之日本社
発行日:2005年7月初版
ページ数:213P
著者:本多静六
定価:1,000円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
日本中のお金持ちに、「人生でもっとも影響を受けた本」を1冊だけ挙げてもらうとしたら、1950(昭和25)年に実業之日本社から出版された本多静六の『私の財産告白』が、トップクラスにランクインするはずです。最近では、岡本吏郎氏の『お金の真実』(ダイヤモンド社)や土井英司氏の『成功読書術』(ゴマブックス)でも紹介され、時代や世代を超えて再び脚光を浴びつつあるこの古典的名著が、実業之日本社からオリジナルの形で復刊されました。
本多静六(1866-1952)は、林学が専門の東大教授でありながら、独自の蓄財法と人生哲学をもって、一代で巨額の財産を築くことに成功した人物です。この本の中で本多博士は、偽善者の仮面を脱ぎ捨て、「財産や金銭についての真実をぼんやりさせて処世の要訣を説こうとするなどは、およそ矛盾も甚だしい」として、お金の大切さと成功の秘訣を、包み隠さず告白しています。「4分の1天引貯金」や株式投資法は、単純ながらいまでも通用する蓄財の基本。「現代人に送る痛烈なパンチ」(岡本吏郎氏)としてお読みください。
人生計画の立て方 新装版 本多静六
出版社:実業之日本社
発行日:2005年7月初版
ページ数:245P
著者:本多静六
定価:1,000円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
近代日本において、企業家として財をなした人や、親の代からの資産を守り育てていった人はたくさんいます。しかし、本書の著者である本多静六(1866-1952)のように、貧農に生まれ、苦学して東大教授にまで出世しながら、その一方で蓄財と投資に励み、ついには途方もない財産を築くことに成功した人は、決して多くはないでしょう。しかも、その著書を通じて、お金に対する考え方や蓄財の方法、成功するための人生哲学について真正面から説き、後世まで影響を与え続けた存在となると、本多博士をおいてほかにありません。
本書は、本多静六が最晩年に書いた三部作の大団円をなすもので、経済的にも社会的にも豊かに生きてきた人生の大先輩が、少年期から楽老期に至るまでの過ごし方の秘訣を、次代へ伝えるためにまとめたものです。すでに半世紀以上を経たとはいえ、その深い内容はいまなお光を失っていません。とりわけ、高齢化社会を予見したかのような、長いスパンでの人生計画の勧めは、本多哲学の真骨頂といえましょう。本多博士をかねてから高く評価していた、本田健氏による書き下ろしの解説も必読です。
会社にお金が残らない本当の理由 岡本吏郎
出版社:フォレスト出版
発行日:2003年12月初版
ページ数:252P
著者:岡本吏郎
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
「この本を読むことで、あなたはつぶれない会社を作る方法を知ることになります。会社は儲けなくては意味がありません。しかし、しぶとく生き残っていく知恵は儲ける知恵と同じくらい大切なものです。なぜなら、人はうまくいくことが続くことはないからです。あなたがパッと儲けて消えていくつもりなら、この本は大して役に立ちません。しかし、長い期間を通じて、ビジネスというゲームの中で、あなたが点棒を稼ぎ続けようと考えるならこの本は大切な一冊になるでしょう。」
経営者ならまずこの書名に惹かれるでしょう。決算書は黒なのにお金が残っていないという実感のある中小企業経営者は一読しても損はありません。