発行:ディアゴスティーニ
発行日:2010年12月13日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
週刊第98号。今号は組み立てガイドのページが多いので、コラムは「覇王信長の世界」のみ。織田信長の二男信雄はあまり優秀な武将ではなかったようだが、父に黙って伊賀を攻めて大敗をきしている。
ディアゴスティーニ「安土城をつくる」専用サイト
投稿者: Tadashi
甲賀市史 第7巻 甲賀の城
編集:甲賀市史編さん委員会
発行:滋賀県甲賀市
発行日:2010年12月1日
ページ数:478P+33P+付録ブックレット「甲賀戦国の城を歩く」20P
定価:3,500円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「総数200に迫る甲賀市域の中・近世城郭に対し新たに現地調査を実施。確認できる城跡の全てを詳細な縄張図を付して紹介。その特徴を最新の城郭研究の成果に基づき解き明かします。付録として城郭探訪のしるべとなるガイドブック『甲賀戦国の城を歩く』が同梱されます。待望久しい甲賀の城案内の決定版!」
市史として城のみで一冊を刊行したのは初めてではないでしょうか。(石造物や城下町と合冊になっているものはありましたが)市史編纂に伴い、再調査されたので甲賀地域に関する最新情報が詰め込まれています。という意味でもお薦めです。これまで方形単郭と特徴付けられてきた甲賀地域の城は、実はそれだけではなかったということで、これまでの城郭研究史にも一石を投じています。付録ブックレットはこれから城跡散策を始める方にもピッタリの小冊子となっています。
最新巻のごあんない 第7巻 分野編 「甲賀の城」 平成22年12月刊行
甲賀流 忍術屋敷伝
長篠合戦図屏風 大判ポストカード3枚付き
発行:東京美術
監修:徳川美術館
発行日:2010年10月1日
ページ数:屏風1枚+ポストカード3枚
定価:1,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本商品は、徳川美術館所蔵「長篠合戦図屏風」を四分の一のサイズに縮小した複製に、解説を付けた大型リーフレット。両手で開くと横幅は新聞全面よりやや長い。片面が作品、片面が解説となっており、作品面は、眼を近づけて細部を観察してもよし、全貌を見渡してもよし、ミニチュア屏風のように立てて飾ることもできる。約400人が描き込まれた画面からは怒号がわき上がってきそうな迫力がある。解説面では、この屏風に登場する武将のうち47人について、各人の姿をクローズアップし、出自や功績、参戦時の年齢などを紹介している。」
長篠合戦図屏風を大判で見ることができます。美術書を発行する会社ですので印刷状態もよく文字もなんとか読めますね。合戦図屏風は大きいほうがやはり迫力があります。徳川美術館のミュージアムショップで実際に手にとって確認することができますよ。
東京美術ホームページ
歴史魂 創刊号 2010年12月号
発行:アスキー・メディアワークス
発行日:2010年12月6日
ページ数:168P+付録コミック80P
定価:680円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「義のためか?それとも野心か?日本の行く末が決まるであろう天下分け目の戦いで、石田三成は何を求めていたのか?重要なのは、20万石に満たない大名が250万石の大大名と日本を二分する戦いを繰り広げたことである。小説、映画、ドラマなど多くの作品で悪役として描かれることも多い石田三成であるが、だからこそ我々歴史魂編集部では、「最強最大の大名=徳川家康に命がけのケンカを挑んだ硬骨漢」として三成をとらえ、その生き様に追っていきたい。」
新しい歴史雑誌かと思いきや、ゲーム特集やコミックなど?あれ・・・・と思ったら電撃シリーズを出版する出版社だったんですね。付録のCDは銀河万丈氏による「桶狭間」、自分にはギレン・ザビによる演説に聞こえます・・・・
「歴史魂」公式ホームページ
週刊絵で知る日本史8 大坂冬の陣図屏風
発行:小学館
発行日:2010年12月9日
ページ数:34P
定価:580円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
集英社から刊行された週刊シリーズ。合戦図屏風をテーマに全30冊、うち半分が戦国時代の合戦をテーマにしています。実物は大きいので全体図だと何が描いてあるかわかりませんが、アップと解説がついていて興味をひきつけます。
第八号は大坂冬の陣。1615年、合戦から間もなく書かれた屏風のようですが、狩野派が書いたといえ、なんか漫画チックな絵ですね。
集英社分冊百科「週刊 絵で知る日本史」ホームページ
週刊絵で知る日本史7 姉川合戦図屏風
発行:小学館
発行日:2010年12月2日
ページ数:34P
定価:580円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
集英社から刊行された週刊シリーズ。合戦図屏風をテーマに全30冊、うち半分が戦国時代の合戦をテーマにしています。実物は大きいので全体図だと何が描いてあるかわかりませんが、アップと解説がついていて興味をひきつけます。
第七号は姉川合戦。この号から書店に並ぶ冊数が極端に減りましたね。売れていないのでしょうか?姉川合戦は福井県立歴史博物館に残る一双のみ。惨敗した朝倉軍の面々が描かれいて意外でした。
集英社分冊百科「週刊 絵で知る日本史」ホームページ
週刊真説歴史の道 第40巻 松平容保 会津戦争と下北移封
発行:小学館
発行日:2010年12月7日
ページ数:34P
定価:580円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
今号は松平容保。尾張藩主徳川慶勝の実弟として知られていますが、謹慎中に江戸から下北半島に流されていたのですね。会津戦争までの道ではなく、移封の道を特集しているのがかなりマニアック。
小学館「真説歴史の道」専用サイト
週刊安土城をつくる 第97号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2010年12月6日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
週刊第97号。岩村城主遠山氏に嫁いだ織田信長の叔母は、援軍を得られず武田方に降伏して寝返ることになったが、最後は信長により磔にされた。叔母というくらいだから、大人の魅力で騙したのかと思っていたが、年齢は信長よりも下だったようだ。叔母なのに年下、昔の人の年齢はよくわかりませんね。
ディアゴスティーニ「安土城をつくる」専用サイト
遠州横須賀城史談 増補改訂版
編者:藤田清五郎
発行:典照堂書店
発行日:1972年6月5日
ページ数:103P
定価:110円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「横須賀城は、馬伏塚城が発祥であり、高天神小笠原氏は、馬伏塚城主の発展である。元亀、天正年間、三城夫々攻守其の立場を異にしながらも、互いに緊密の関係にあった。馬伏塚、高天神廃城後は横須賀は藩城として、明治維新迄治政の府として地方の中心をなした。この度、再販要望の声に応えて上梓するに当り、如上の観点から、稿を更え、馬伏塚より増補し、改訂を加えて再度江湖にお目見えする次第である。」
地元の郷土史家による郷土書。横須賀城史となっているが、増補版で馬伏塚城史が追加されている。漢字の使用方法が現代の違う部分もあるが、内容はとても参考になります。近年、発掘調査を踏まえて横須賀城は整備されていますので、最新情報を合わせて読み合わせすることをお薦めします。