出版社:ダイヤモンド社
発行日:2006年5月初版
ページ数:431P
著者:ハリー・S.デント・ジュニア
監修:神田 昌典
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
日本バブル崩壊、アメリカITバブルを的中させた天才予測家が、今後15年間の経済・株価の動きを洞察し、その対応策を大胆に説く! 全投資家、経営者、経営幹部、必携の書。
原書はアメリカで2002年?2003年?に発表されたものと思われる。内容はアメリカにおける今後数十年の投資スタンスについてである。株価トレンドと人口動態の関連性についてデータを示して解説しているが、この指標の利用方法を習得して日本においても同様に応用ができる。短期のみならず、長期の投資のあり方の勉強として、企業経営者、幹部社員のみならず、社会人にはすべて読んでほしい書籍である。が、情報として公開された以上すでに陳腐化が進んでいるため、どこまで予想があたるかは不透明な部分もある。アメリカの予測分野の研究が日本に先んじてずっと先を行っている例を感じられる。
読むのなら早く読むに越したことはない。先行者利益はすでに持っていかれているが・・・
投稿者: Tadashi
[改訂新版]SQLポケットリファレンス
出版社:技術評論社
発行日:1999年12月初版、2006年1月第2版
ページ数:599P
著者:朝井淳
定価:1,980円+税
オススメ度:★★★★☆
対象となるデータベース:Oracle8/8i/9i、SQL Server 6.5/7.0/2000、Access 97/2000/2002、DB2 V7/V8、PostgreSQL 7.2/7.3、MySQL 3.23/4.0
書評:
6つのデータベースに関するコマンド、関数のリファレンス集。忘れた関数をさっと調べたいときや、別のデータベースを使用するときの比較に重宝します。
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歴史ロマン 埼玉の城址30選
北國文華2006夏(第28号) 特集解けてきた金沢城の謎
福岡県の城
京極氏の城・まち・寺 北近江戦国史
出版社:サンライズ出版
発行日:2003年10月初版
ページ数:132P
編者:伊吹町教育委員会
定価:1,300円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は、平成14年10月20日に伊吹薬草の里文化センターで開催したシンポジウム「京極氏の城・館・庭園-上平寺館・桐ヶ城(上平寺城)・弥高寺-」の記録集です。
1つに城館群に絞ったシンポジウムであるので内容は充実しています。コースの詳細もあり、訪れる際は携帯すると役立つと思われます。本書を出版しているサンライズ出版は地元滋賀県のこうしたシンポジウム記録集をいくつか発行しているので、これからも期待しています。
にっぽんの名城 DVDBOX
出版社:宝島社
発行日:2006年3月初版
ページ数:DVD-VIDEO2枚組
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆
書評:
2004年11月に発売した「にっぽんの名城 DVDBOOK」と、2004年12月に発売した「にっぽんの名城 DVDBOOK 其の弐」のDVD-VIDEOのみをセットにしたお買い得版。書籍部分はなくなりましたが、DVD-VIDEOの2枚組で1,000円と価格はお得感あります。DISC2は其の弐と同じ内容ですが、DISC1は其の壱にプラス高知城(NHK大河にあわせて)が増えています。
収録城郭:
高知城、姫路城、弘前城、松本城、小田原城、安土城、大坂城、小倉城、江戸城、熊本城、首里城、名古屋城、伊予松本城、会津若松城、上田城
フィールドワーク関ヶ原合戦
出版社:朝日新聞社
発行日:2000年9月初版
ページ数:90P
著者:藤井尚夫
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
東西両軍20万が激突した史上最大の合戦。徳川家康と石田三成、両雄の勝利へのシナリオは?400年のときを超えて今も戦場に残る高さ3メートルの塁壁は何を語るのか?「後手必勝」の戦略とは?工業デザイナーでもある著者が、精密なイラストを駆使して復元する戦いの実像。
著者は歴史群像に城郭イラストを描いている藤井尚夫氏です。本書でも著者のイラストを随所で見ることができます。その他にも縄張り図や写真、古絵図など豊富に掲載され、実際に歩きながら、関ヶ原合戦を再検証しようと試みている。非常に切り口の良い書籍であるが、古書も少なく入手が難しいかもしれない。
ふくしまの城 歴春ふくしま文庫57
新版・岡山の山城を歩く
出版社:吉備人出版
発行日:2004年9月初版
ページ数:321P
著者:森本基嗣
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
収録城郭:岡山県の127城
書評:
著者が所属する日本城郭文化学会では、お城というコンテンツを単に考古学や歴史学あるいは軍事学の研究対象にとどまらず、広く一般の生活の中で身近に感じる「文化」として捉え直す活動を提案している。その一つに、キャッスリングという新コンセプトの提唱があり、中世山城へのアプローチを従来の遺構調査等の学術目的にとどめることなく、もっと開放的に「お城巡り」自体をトレッキングの目的として、戦国ロマンに浸りながら森林浴や自然観察なども堪能しようという提案である。本書は単なる山城ガイドブックではなく、山城を愛してやまない一人の男性の汗と涙の奮闘記録である。読者は、あたかも一城ごとに著者と一緒に本丸に辿り着くような爽快感を共有できる。
著者のコンセプトや紙面構成は好感がもてるが、ページ数に比して多くの城を収録しているため、一つ一つの解説が短い城も多い。もう少しページ数を充実させると、より著者とともに爽快感を共有できると思うのだが。