Visual Studio 2005 ASP.NET 2.0 Webアプリケーション開発 Programming Technique

Visual Studio 2005 ASP.NET 2.0 Webアプリケーション開発 Programming Technique
出版社:メディアテック出版
発行日:2006年10月初版
ページ数:393P
著者:Project KySS+付録CD-ROM1枚
定価:3,680円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
コードレス化、分業化、オフショア化により、開発実務が根底から変わり始めた。付加価値と期待効果を生み出せないアプリケーションは、もはや必要とされない。ヴィジュアルデザイン、ユーザインタフェース、セールスプロモーションに頼ることなく、プログラミング技術のみで生き残る方法は、ただひとつ。ツールに使われず、ヒトの頭脳でツールを活かすこと。Tips&Tricksから、XMLとSQL Serverの使い方、Ajax、近未来を示唆するコラムまで、プログラマであり続けることの意義を、1冊に凝縮。
ASP.NET中級者レベルにも応えうるTipsを集めている。著者はXMLに関する著作を何冊も書いていることもあり、XMLに関する部分の記述は参考になる。プログラミングとは直接関係しないが、付録はフリープログラマに向けたメッセージとしてとても興味深く読んだ。
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図説茨城の城郭

図説茨城の城郭
出版社:国書刊行会
発行日:2006年8月初版
ページ数:290P
編者:茨城城郭研究会
定価:2,800円+税
オススメ度:★★★★★
書評:
本書は、茨城県内の主要な城郭跡140箇所を選び、それぞれに縄張図と解説を付して、城跡という遺跡から常陸・北下総の中近世史を語らせようと試みている。佐竹氏や江戸・大掾・真壁氏、結城・多賀谷氏らの城跡が、精度の高い縄張図を通じて、新たな歴史の扉を開いてくれる。茨城県に関する最初の本格的な城郭書。国書刊行会の「房総の城郭」に続く第2弾姉妹編。
縄張図付きの解説は、各城の訪問にはかかせないガイドとなるでしょう。編集メンバー8人をしても発行まで二年かかったというのは、各都道府県で進められている中世城館跡調査が茨城県ではまだ途上であることも影響しているものと思われる。ばらばらにある調査報告書を集めるだけでも相当に苦労したことが想像に難くない。
地元石川県では昨年17年度県内の城館跡調査が終了し、全3冊にまとめられた調査書が発行されている。石川県(旧・加賀国、能登国)は幸いにして地元有力者間の争いが少なく(能登畠山家、一向一揆衆、前田百万石という続く影響力の大きさから)、城館跡も大規模なものが少ないが、いづれは初・中級者向けに「石川の城郭」を発行してみたいと思っている。
編者のおひとり樋詰様に当ブログをご紹介いただきました。本書に関する正誤表もありますので、ぜひ一度ご覧下さい。本書に関するプロモーションビデオへのリンクもあります。かなり本格的です。
美浦村お散歩団: http://www.osanpodan.com/
藪ログ: http://yablog.blog6.fc2.com/
茨城の城郭関連ブログページ(正誤表など)
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茨城城郭会
茨城城郭会

※書籍は「茨城城郭研究会」の編集です。茨城城郭研究会は「茨城城郭会」の一部有志が中心となって本書籍をまとめるために結成されました。両会は別組織ですが、同県の城郭を研究するものとして、交流によりさらに茨木県の城郭研究が進むことと思います。

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甲越川中島戦史(増補)

甲越川中島戦史
発行元:自費出版本
発行日:1911年4月初版、1974年8月訂正増補、2006年10月訂正増補復刻版
ページ数:408P
著者:吉池忠治
定価:3,000円(税込5%)+送料
オススメ度:★★★★☆
書評:
歴史群像(学研)の書籍紹介で紹介されていたもの。元は明治44年発行ということで文体が固い部分もあるが、よくも個人でここまで調べたものよ、と感心する。今年はNHK大河ドラマが「風林火山」ということもあり、実にタイムリーな復刻ではなかろうか。また、地元の郷土史家による川中島戦史ということでとても価値ある1冊である。
甲越川中島戦史 公式サイト

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マンガ戦国武将武勇列伝

マンガ戦国武将武勇列伝
発行元:集英社
発行日:2006年10月初版
ページ数:240P
定価:380円(税込5%)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
マンガですので読みやすいです。1人のページ数にも限りがありますので、特に驚くようなことは描いていません。初心者、戦国時代の入門編と言えるでしょう。

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七本槍の古戦場 賤ヶ岳戦跡誌

賤ヶ岳戦跡史
発行元:木之本慣行協会
発行日:不明
ページ数:38P
定価:200円(税込5%)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
賤ヶ岳古戦場の麓のロープウェイ乗り場で販売されている小冊子。古い資料も入っていて、値段も手頃なので訪れた際は一冊入手するのもよいでしょう。ロープウェイは数分ありますので、合間に読むにはちょうどよい分量です。

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サーバーを移動しました

レンタルサーバーから自社サーバーへ移行しました。記事が増えてきたのでレンタルサーバーでは更新が思うようにならない状態でしたが、今後は半年間に購入したものも含めて紹介していきたいと思います。
そろそろ8月以来記事を掲載していきます。

長宗我部元親・盛親の栄光と挫折

長宗我部元親・盛親の栄光と挫折
発行元:高知県立歴史民俗資料館
発行日:2001年10月初版
ページ数:77P
定価:850円(税込5%)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
高知県歴史民俗資料館にて、平成13年10月19日から12月16日に開催された企画展「長宗我部元親・盛親の栄光と挫折」の展示解説図録です。
高知県立歴史民俗資料館のホームページ

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岡豊城跡・旧味元家住宅主屋

岡豊城跡・旧味元家住宅主屋
発行元:高知県立歴史民俗資料館
発行日:2001年初版
ページ数:22P
定価:230円(税込5%)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
高知県歴史民俗資料館は、平成3年5月3日に開館し、平成13年に10周年を迎えました。館の立地する岡豊山は、戦国時代の武将、長宗我部氏の居城跡です。当館の建設に先立ち県史跡整備のため岡豊城跡の発掘調査を行いました。発掘調査は、詰・二ノ段・三ノ段・四ノ段の一部について行われ、貴重な遺構が確認され、土器や瓦などの遺物も多く出土しました。城跡の遺構は一部復元し、保存・活用されています。また、敷地内には、外部展示として高岡郡東津野村から旧味元家住宅主屋の山村民家を移築しました。
本書は、発掘や移築当時をまとめたガイドブックです。
高知県立歴史民俗資料館のホームページ

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洲本御城下絵図 文政元年・複製

洲本御城下絵図 文政元年・複製
発行元:洲本市立淡路文化史料館
発行日:1988年7月初版
ページ数:絵図1枚
定価:300円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
江戸期洲本の御城下の絵図は見取り図を含めると数種類あるが、本館が所蔵する「洲本御城下絵図」(仮称)はそれらの中でも最も正確に描かれたものである。しかし、制作者はわかっていない。この絵図には、町名、役所、武家名、社寺名などが、書き込まれたり付箋により貼り込まれているが、この書き込みは幕末頃になされたものと推定される。ただ、この書き込みによって、幕末の洲本の様子を知ることができ、たいへん貴重である。この絵図は、「おいではいりょ見てはいりょ城下町洲本展」(昭和63年7月19日から9月11日開催)に際し制作されたものである。
原寸は128.5cm×179.3cmと巨大なものであるが、本図は295mm×419mmに縮小してある関係で、武家名や社寺名などの文字がつぶれて読めないのは残念である。今の倍のサイズあればなんとか文字も読めたであろうに、大きなサイズで再販してほしい。
洲本市立淡路文化史料館のホームページ