愛城研報告 創刊号

愛城研報告 創刊号
発行元:愛知中世城郭研究会
発行日:1994年8月初版
ページ数:140P
定価:2,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
1988年に結成された愛知中世城郭研究会の機関誌創刊号。愛知県の中世城館跡調査の協力などを経て、機関誌も中世城郭研究の基礎となる縄張図中心の論文となっている。
愛知県近郊の城郭に興味ある方は以下のページへ。創刊号は残念ながら品切れのようである。
愛知中世城郭研究会 出版物ホームページ

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美濃古城史 復刻

美濃古城史 復刻
発行元:中川書房
発行日:1893年9月初版、1989年5月復刻
ページ数:104P
編者:梅田晋一
定価:1,261円(税別)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「『美濃古城史』は明治26年9月に発行された稀覯書である。発行人長瀬寛二は尾張犬山藩成瀬家と関係があった。この書の根本資料は犬山藩のものとおもわれる。ここに復刻を企画し急需に応ずることにした。」
復刻なしには目に触れることの少ないであろう明治発行の書籍の復刻版である。よって文体も当時発行のままであるから簡単に読めるというものではないが、美濃地方148城の由来について記述した貴重な史料である。

松阪 城と城下町 天守閣建設をめぐって

松阪 城と城下町 天守閣建設をめぐって
出版社:光陽出版社
発行日:1994年10月初版
ページ数:62P
著者:久松倫生
定価:971円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
1980年代松阪市で話題になった松坂城天守閣再建問題について、当時市議会議員であった著者が関わった反対運動の流れをまとめたもの。観光資源としての城=天守閣という安易な考えを見直し、歴史と文化を生かす町づくりをめざしたひとつの町の記録として興味深く読める。
発行部数が少なかったのか、書名を「城と城下町」としながらも城郭案内とは違った視点の内容であるためか、すでに新書は入手困難であり、さらに古書の流通も極端に少ないようである。ようやく古書で見つけて入手した。
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名古屋城石垣の刻紋 続・名古屋城叢書2

名古屋城石垣の刻紋 続・名古屋城叢書2
発行元:財団法人名古屋城振興協会
発行日:1999年3月初版
ページ数:213P
著者:高田祐吉
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
名古屋城の石垣に残る刻紋(模様)を研究した書籍。刻紋は他の城でも残っているが、専門に研究した書籍は少ない。何の目的で残されたかという点は現在も議論の余地を残しているが、一つの到達点としてこの書の意味は少なくない。
名古屋城振興協会ホームページ

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石川県中世城館跡調査報告書Ⅲ(加賀Ⅱ)

石川県中世城館跡調査報告書Ⅲ(加賀Ⅱ)
発行元:石川県教育委員会
発行日:2006年3月初版
ページ数:251P
編者:石川県教育委員会
定価:2,300円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「石川県教育委員会では、平成11年度から17年度までの7ヵ年計画で、石川県中世城館跡調査事業を実施してまいりました。この事業は、近年の開発行為等によりその保存が懸念される中世城館跡について、構造、規模や現状等、その実態を把握することを目的として、加賀・能登合わせて約230ヵ所に及ぶ中世城館跡及び関連遺構の遺存を確認し、平成13年度から調査報告書を順次刊行してまいりました。最終巻である本書には、主として平成16年度から17年度にかけて詳細調査を実施した白山市・石川郡・小松市・能美市・能美郡・加賀市の城館跡の現地調査・文献調査の成果などを掲載いたしました。」
130件の実地調査と、80件の報告書。縄張り図のみならず、城館跡に関する歴史、発掘調査の結果、遠望の写真など単なる調査報告書には収まらず、文化財保存に役立ててもらおうという意図が感じられる。
石川史書刊行会 刊行物ホームページ

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石川県中世城館跡調査報告書Ⅱ(能登Ⅰ)

石川県中世城館跡調査報告書Ⅱ(能登Ⅰ)
発行元:石川県教育委員会
発行日:2004年3月初版
ページ数:190P
編者:石川県教育委員会
定価:2,300円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「石川県教育委員会では、平成11年度から17年度までの7ヵ年計画で、石川県中世城館跡調査事業を実施しています。この事業は、近年の開発行為等によりその保存が懸念される中世城館跡について、構造、規模や現状等、その実態を把握し、報告書としてまとめるものです。本報告では、平成14年度から15年度にかけて詳細調査を実施した七尾市及び鹿島郡、輪島市及び鳳至郡、珠洲市及び珠洲郡の城館跡を対象としており、平成13年度の報告に次いで第2冊目になります。」
104件の実地調査と、69件の報告書。縄張り図のみならず、城館跡に関する歴史、発掘調査の結果、遠望の写真など単なる調査報告書には収まらず、文化財保存に役立ててもらおうという意図が感じられる。
石川史書刊行会 刊行物ホームページ

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石川県中世城館跡調査報告書Ⅰ(加賀Ⅰ・能登Ⅱ)

石川県中世城館跡調査報告書Ⅰ(加賀Ⅰ・能登Ⅱ)
発行元:石川県教育委員会
発行日:2002年3月初版
ページ数:198P
編者:石川県教育委員会
定価:2,300円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「石川県教育委員会では、平成11年度から石川県中世城館跡調査事業に着手しました。この事業は、近年の開発行為等によりその保存が懸念される中世城館跡について、構造、規模や現状等、その実態を把握し、報告書としてまとめるものです。本報告では、平成11年度から13年度にかけて調査した、金沢市及び河北郡、羽咋市及び羽咋郡の城館跡を対象としました。」
109件の実地調査と、93件の報告書。縄張り図のみならず、城館跡に関する歴史、発掘調査の結果、遠望の写真など単なる調査報告書には収まらず、文化財保存に役立ててもらおうという意図が感じられる。
石川史書刊行会 刊行物ホームページ

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南九州城郭研究 第3号

南九州城郭研究 第3号
発行元:南九州城郭談話会
発行日:2005年7月初版
ページ数:104P
定価:2,300円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
南九州城郭談話会の機関誌第3号。以下のホームページで会員以外でも購入できる。今回値段が上がったのは発行部数を減らしたことによる影響のようだ。
中世城郭ブームの中で宮崎県における城跡保護の取り組みに関する論文は考えさせるものがある。
南九州城郭談話会のホームページ

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南九州城郭研究 創刊号

南九州城郭研究 創刊号
発行元:南九州城郭談話会
発行日:1999年6月初版
ページ数:96P
定価:1,800円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
南九州城郭談話会の機関誌創刊号。
会長である三木氏の「発刊に際して」から抜粋。
「ここに、南九州城郭談話会機関誌『南九州城郭研究』創刊号が、大きな期待に応えて発刊される運びとなった。当会は平成7年12月3日に結成され、今日までに熊本、宮崎、鹿児島を主として全国で二百人を超える会員を擁し、11回の見学会を開催し、会報『南九州の城郭』を第十号を編集し終えることができた。ささやかな歩みとはいえ、熊本、宮崎、鹿児島を核とする南九州の城郭に関心を寄せ、興味を寄せる者の集いとして、城郭を理解し、そこに先人の生活と知恵を見て、味わって、考えることが定着しつつあると実感している。・・・本誌の発刊を機に、例会の一層の充実、講座・講演会の開催、勉強会・研修会・研究部会の設置、城郭分布図・辞典・写真集の作成、城郭サロンの開設、国内外城郭跡の探訪、城郭関係者との交流等々をしたいというかねてからの夢に一歩でも近づければ幸いである。」
以下のホームページで会員以外でも購入できるが、創刊号は品切れである。私は古書で入手した。
南九州城郭談話会のホームページ

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