出版社:学研
発行日:2002年6月初版
ページ数:358P
著者:平山優
定価:650円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
信濃国領有化を目論む武田信玄は、背後を固めるために今川・北条氏と連携、甲相駿三国同盟を成立。対抗する謙信は、北関東・房総の諸大名の指示を受け、関東管領上杉氏を継承、公方=関東管領体制の再構築を目指す。こうした政治的背景から関東騒乱と信濃侵略の二大潮流は合流、信玄と謙信の戦いは不可避となった。川中島をめざし、両者の人生は収斂していく。戦国武田氏最大の血戦を余すところなく描いた決定版!
投稿者: Tadashi
かながわの城 かながわ・ふるさとシリーズ44
甲陽軍鑑入門 武田軍団強さの秘密
出版社:角川学芸出版
発行日:2006年11月初版
ページ数:286P
著者:小和田哲男
定価:629円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
「風林火山」の旗の下、戦国時代最強の騎馬軍団として恐れられた武田軍団。その兵法をまとめた「甲陽軍鑑」は、軍略家・武田信玄の手の内を明かしている。「甲陽軍鑑」は、江戸初期の成立以来、甲州流兵法の基本文献として重要視され、講談・小説に語られる信玄のイメージを決定付けたほどよく読まれた。戦国史研究の第一人者が、その面白さを現代人向けに紹介し、軍略家・信玄の魅力を十二分に解き明かした入門書。
「甲陽軍鑑」というあまりに有名な軍記でありながら史実に乏しいという歴史的評価の低さについて、どういう経緯でそういう評価が定着していったのか、問題点は何だったのか、そして現在の「甲陽軍鑑」の価値を問いただしている。文庫であるが、内容は専門的、しかし興味あるものは先に読み進めたくなるテンポの良さがある。「甲陽軍鑑」そしてそれを基にした小説やドラマをどういうスタンスで楽しむべきかを示唆してくれる良書。
Visual Basic 2005 クイックレシピ
出版社:技術評論社
発行日:2006年12月初版
ページ数:205P+付録CD-ROM1枚
著者:藤本壱
定価:2,280円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は、無料版である「Visual Baic 2005 Express Edition」を利用して、さまざまな小物プログラムを作ることを通して、Visual Basic 2005のいわば勘所をマスターできるような内容になっている。フォームやコントロールの使い方や、Webページやメールへのアクセス、データベースの読み書きなど、多くのプログラムで活用できるようなテクニックを中心に解説している。
よくある入門書のような構文や関数の利用方法の解説に固執せず、具体的なプログラムの作り方のなかでプログラミングを習得できるようになっている。収録されたプログラムも遊びものからメールやデータベースの扱い方など実務に利用できるものまで幅広く、実際に作ってみたいと思わせるものが多い。
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根城跡 陸奥の戦国大名南部氏の本拠地 日本の遺跡19
奥山荘城館遺跡 中世越後の荘園と館群 日本の遺跡15
秋田城跡 最北の古代城柵 日本の遺跡12
海路 第4号 九州の城郭と城下町[古代編]
メールサーバ改造の教科書
出版社:秀和システム
発行日:2007年3月初版
ページ数:358P
著者:田鍬享、東いずみ
定価:2,600円+税
オススメ度:★★★★☆
検証環境:Fedora Core 5+BIND+Postfix+Courier-IMAP+Apache
書評:
Linuxでメールサーバを構築する手法を詳細に解説している。いままでもメールサーバの導入について記載した解説書はあったが、POP、SMTP、IMAP、WEBメール、メールマガジン配信、LDAPアドレス帳とメールサーバに必要とされる機能を1冊で網羅した本はあるようでなかった。唯一、ウイルス対策について記載されていないのは残念ではあるが、今までメールサーバを構築するにあたり、数冊の書籍と特集の載った雑誌を手元に集め、不足な情報はホームページで検索するというように情報の収集に多大が時間が割かれていたことを考えれば、1冊で一通りの機能を設定できる本書は十分価値がある。