著者:野村昭子
出版社:北國新聞社
発行日:2009年8月
ページ数:139P
定価:1,429円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「「利家とまつ」の次男、前田利政。家康暗殺計画、京都での華麗なる交流など、利政と前田家の知られざる真実を紹介。また、尊経閣文庫初代編輯方・永山近彰が大正時代に記した「前田利政朝臣家傳」も掲載する。」
前田利家の次男利政の伝記。長男利長は加賀二代藩主として著作は少なくないが、利政は関ヶ原後に蟄居となったため、その一生についてはほとんど知られていない。地元にとっては貴重な歴史書です。
投稿者: Tadashi
朝日町境関所跡下の御亭 調査報告書
編集:富山県埋蔵文化財センター
発行:朝日町教育委員会
発行日:1984年3月31日
ページ数:5P+図版2P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「藩制が整えられると、加賀藩では境に関所を設けて陸海両面にわたって通行者を取締った。このとき背後の山上に上下のお亭を設けて越境者の監視に当ったが、明治2年に廃関になったときお亭も取払われ、以来今日まで下のお亭の礎石が残存していた。このたび地元の強い復元の要望と県教委の協力によって遺構を中心に発掘調査を行った。」
越中・越後間の加賀藩側の関所にあったお亭の礎石の調査報告書です。お亭は「上のお亭」と「下のお亭」がありましたが、本書で調査しているのは「下のお亭」です。
週刊真説歴史の道 第45巻 芭蕉 おくのほそ道
発行:小学館
発行日:2011年1月18日
ページ数:34P
定価:580円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
今号は芭蕉の有名なおくのほそ道です。おくのほそ道といえば曽良ですが、最初は路通という弟子が同伴する予定だったようです。でも芭蕉と二人きりの旅行に耐えられずに旅行前に失踪したということで、一体芭蕉の性格って?
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週刊安土城をつくる 第103号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2011年1月18日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
週刊第103号。歴史にifはないのであるが、謙信があと数年長生きしていたら、信長があと数日早く亡くなっていたら上杉家はどうなっていたのであろうか?
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週刊野鳥の世界 第47号 スズメ
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2011年1月11日
ページ数:33P
定価:580円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
第47号。飛ぶ鳥の写し方は、カメラテクニックが書かれていて参考になりました。といっても手持ちのカメラではすべては対応できませんけど。
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週刊野鳥の世界 第46号 ミヤコドリ
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2011年1月6日
ページ数:33P
定価:580円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
第46号。「デジスコ」って何かと思ったら、「デジタルカメラ」に「望遠鏡」を組み合わせて望遠撮影する方法らしいです。デジタルスコープの略でしょうか?
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桟原城跡調査報告書 厳原町文化財調査報告第4集
編集・発行:厳原町教育委員会
発行日:1995年3月31日
ページ数:55P+図版18P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「桟原城は、延宝6年(1678年)から18年の歳月をかけて造営され、以後200年間にわたり対馬藩主「宗」家の居城となりました。この間に、対馬藩から一衣帯水の朝鮮国からの善隣友好使節団「朝鮮通信使」が何度も訪れ、対馬藩近世史の上で最も栄華を誇った時期の遺跡であります。また、当遺跡は明治以後、旧陸軍、米軍が進駐し現在陸上自衛隊が駐屯しており、当時の石垣を残すのみであります。今回の調査は、戦前の軍事上の重要な地点のため、発掘調査等がされておらず、初めての調査で、対馬藩近世史を知る上で重要な遺跡です。」
書評:
トレンチ調査範囲が狭いので全貌解明には至っていませんが、対馬藩の中心的な城跡の調査となりますので貴重な一歩といえるのではないでしょうか。遺構としては残存している石垣の傍から側溝跡が見つかっています。
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石川県立郷土資料館
歴史人 No.5 保存版特集 戦国武将の城
第五回企画展 「川越城 -失われた遺構を探る-」
編集・発行:川越市立博物館
発行日:1992年3月24日
ページ数:90P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「中世に築かれた川越城は、江戸時代に入ると川越藩の政治・経済の中核として引き続いて維持され、城の拡張や城下町の整備が行われました。その規模は、本丸・二の丸・三の丸などの曲輪、3つの櫓、13の門よりなり、総坪数は約4万6千坪といわれています。このような川越城も明治維新の変革により廃城となり、その後は建物の撤去、城地の払い下げなどによりその景観を大きく変えていきました。今日、川越城のかつての姿をたどろうとしても、その全体の姿を理解することはなかなか困難です。今回、第五回企画展としてかつての川越城を文献史料、絵図、発掘出土品、遺構などを通じてもう一度探ってみようと考えました。」
書評:
本書は平成4年3月24日から5月10日まで同館で開催された企画展の展示図録です。川越城についてわかりやすくまとまっています。絵図は縮小されているものの複数点掲載されているので、城のかたちなどの比較には使えます。
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