出版社:学研
発行日:2002年9月初版
ページ数:189P
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
戦国合戦図を収録した書籍は多いが、現物が大きいので2ページ見開きでは何が描いてあるかよくわからないことがある。本書では、さらに左右を折り込んで計4ページのパノラマサイズで見ることができる。これでも十分な大きさとはいえないが、同じ価格帯のものでは最も良いだろう。
投稿者: Tadashi
[決定版]図説・戦国地図帳 国人割拠図から主要合戦図まで、戦国基礎データ集
[保存版]天下取り73城 信長・秀吉・家康の野望と夢のあと アクセスガイド付
[決定版]図説「城造り」のすべて 築城にこめられた叡智と技術
出版社:学研
発行日:2006年12月初版
ページ数:159P
監修:三浦正幸
定価:1,900円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「平成の築城期にあって、その城造りに関する基礎知識を持っていることは大変に得なことである。日本の近世城郭には、さまざまな仕掛けが施されており、高度な土木建築の技術も秘められている。それらを知って城を訪れると、楽しさは数倍増となる。日本の伝統美や伝統技術に酔い痴れるには、それを認知する鑑識力が必要なのである。明治維新以後の無知と無関心によって、世界に誇るべき日本の城は、大きく痛めつけられてきた。国宝の城といえども例外ではなく、石落や狭間や窓を改変されている。ましてや、玉石混合の復元建築や復元石垣を見るには、城造りの基礎を知っておくべきで、本書はそれに大いに役立つものと思うのである。」
現在の土木工事を「普請」、建築工事を「作事」と呼びます。本書は城の構造を成すこれらの技術に焦点をあてたものです。もっと城を楽しみたい方におすすめ。