金沢城の遺構 長田神社

先日の日曜日は前日の余勢を駆って、残り少なくなった金沢まちしるべ巡りを続けてしてきました。金沢駅南周辺を歩きましたが、道程にちょうど長田神社があったので行程に組み込んでいました。
長田神社の祭神は天神様です。加賀藩初代藩主の前田利家が菅原姓を名乗っていたこともあって、金沢には数多くの天神宮があります。長田神社もそのひとつなので、外鳥居の石碑は「長田菅原神社」となっていますが、内鳥居の石碑は「長田天満宮」となっています。
長田神社(長田天満宮)
この長田神社は数少ない金沢城の遺構です。とはいっても、城建造物ではなく、城内にあった東照宮の一部です。東照宮の本殿・拝殿は、金沢城に隣接する尾崎神社の本殿・拝殿となっていますが、長田神社の拝殿は東照宮の護摩堂といわれています。
長田神社(長田天満宮)
今春外観の塗り直し修復が終了したということで、地元新聞にも載っていましたので、まだまだ色鮮やかな懸魚や蛙股の彫刻を見ることができます。尾崎神社も元はこのような色彩だったことでしょう。
長田神社(長田天満宮)
長田神社(長田天満宮)
長田神社(長田天満宮)
金沢城からは遠く離れていますが、金沢駅からは15分ほどの場所にありますので、興味ある方はぜひお寄りください。