金沢城・兼六園研究会一月例会 「映像などから考える兼六園の今昔」

映像などから考える兼六園の今昔
本日は金沢城・兼六園研究会の例会でした。元兼六園管理事務所所長の下郷稔氏により「映像などから考える兼六園の今昔 -復習・兼六園のなりたち-」というテーマで講演がなされました。
歴史は日々の研究により刻々と変わるといいますが、兼六園や金沢城の歴史も変わるかもしれないと思う論説を聞かせていただきました。
例えば、前田利家が金沢城に入城した日。旧暦で4月24日、現在の暦で6月14日となり、金沢百万石まつりの利家の入城を再現した百万石行列の行われる日(現在は土曜日に固定)でもある。しかし、古文書では4月24日は北ノ庄で柴田勝家が自害した日、そんな日に金沢に利家がいたとは考えにくい。秀吉は4月28日に尾山(金沢)城に入ったとされるため、利家は前日の27日、または同日の28日であろうと考えられるのである。
歴史研究の面白さを実感した講演でした。