年末最後の天気の良い数日になりそうですが、昼から先日、発掘現場説明会に参加した七尾城へ再度やってきました。
現場では今年最後の天候の良い日を活かそうと多くの作業員の方が作業しておりました。先日説明を受けた大手道はさらに調査が進み、脇の場所も調査されて、建物の柱跡とみられる穴が多く出ていました。
惣構堀の位置と推定される場所は頑丈な鉄骨のフレームの中で作業が行われていました。この辺りは田んぼが多く、少し下がると水が沸いてくるようで、見ていても大変な作業です。
その後七尾城本丸へ登りましたが、先日報道があったとおり、3月の能登半島地震で崩れた石垣に加え、豪雨で郭や土塁が崩れていました。
来年4月下旬から石垣については修復が始まるようです。野面積みという自然石を積む方式の石垣は一度下まですべて外してから積み直す他ないようで、時間がかかりそうです。石垣の積み直しは決定しているものの、貴重な郭や土塁の崩れも修復を願いたいものです。