昨日に続き秋晴れの今日、氷見市へ行ってきました。目的は氷見市立博物館の特別展「地震・地すべり・火事・洪水」です。越中では木舟城が潰れた天正地震が知られていますが、今回の展示でも木舟城での発掘調査の際に見つかった「地すべり痕」がわかる写真が掲示されており、その被害の程度がうかがい知れます。木舟城が潰れた地震では、飛騨の帰雲城も土砂に埋まったと言われ、現在もはっきりと場所の特定には至っていません。そういえば庄川沿いに帰雲城址の石碑があったはずです。
氷見市は市内の半分以上が丘陵地または山岳地に属し、4分の1の地域で地すべりの可能性があるそうです。砂丘地で育った私には地すべりの経験がなく、実感がわかないのですが、テレビで地すべりの映像をみただけでも恐怖です。
氷見市立博物館の特別展は入場料が無料、図録も200円という安さです。通常展も100円なのでついでに見てきました。過去の図録も受付で販売しており、中世のものをまとめて購入してきました。
博物館は市立図書館と同じ建物に入っており、氷見市の文化施設となっているようです。近くには古代の遺跡や中世の城跡であった朝日山があり、展望台から氷見市街を一望できます。