市民フォーラム「歴史に学ぶ松任城」というテーマで、郷土史研究家の蒔田達雄氏の講演会が白山市松任学習センターで開催されました。
会場は主催した白山市都市公園課の予想をはるかに上回る100名以上の大入りで、いすが足りないほどでした。
内容は松任城近郊の起こりから現在までの歴史についてですが、以前あさがおテレビ(旧松任市のケーブルテレビ)で全12時間で放送されたものを1時間半に凝縮して話していただきました。
最初のパネルでも長享から天正頃の松任城の鳥瞰図がわかりやすいイラストで映し出されていましたが、想像を超える大きな立派な城だったようです。城域も現在の高岡城に匹敵するのではないでしょうか。
背景には、現在の「おかりや公園」と名称について「松任城址公園」と改名するかどうかという論争がありますが、おかりや公園という名の由来は若宮八幡宮の御仮屋(神輿などご神体を保管する小屋)があったからというものですが、実際の場所は少し場所が違うようです。おかりや公園の場所はまさに松任城の本丸跡になるのですが、松任城は廃城後の経緯から城址としての面影が全くなく、城址公園としてどう整備できるのか課題が残っていると思われます。
蒔田氏の話はテンポもよく、自説はいささか市民の意識に関する反論もありましたが、とても楽しいひとときでした。惜しいのは市民以外には開催の告知がなかったことでしょうか。私は以前新聞で読んだ記事を憶えていて、直接電話で聞きましたが・・・