企画展 戦国大名浅井氏と姉川合戦

先週に続き、梅雨の晴れ間を狙って今日は長浜市へやってきました。
長浜城歴史博物館では現在「企画展 戦国大名浅井氏と姉川合戦」(2007年7月17日まで)を開催しています。湖北の歴史のなかでも大きな位置を占める姉川合戦を題材に、最近では史跡保存・整備を行う目的で「姉川の合戦再見実行委員会」も設立されるなかで、その運動と連動して姉川合戦に関する資料や武具を集めた展覧会です。
長浜城
遺物や武具が中心となりがちな展示が多い中で、今回は城絵図や屏風などが多くとても楽しめました。図録が欲しいと思ったのですが、残念ながら今回は作成していないとのこと。後日でも運動の成果として報告書にしてほしいです。この展示が2階で、3階では別の企画展「彦根藩誕生前夜」が開催中でしたが、こちらも佐和山城に関する資料を中心に思いがけず嬉しい展示でした。
そのあと、浅井氏の本城である小谷城を登りました。時折陽も差す良い天候の中で大手(追手)道から登りはじめます。昨日までの雨でところどころぬかるんでいましたが、概ね良い状態でした。
小谷城
小谷城
まだまだ登り始めの展望台からは、左手に織田軍の小谷城攻めの拠点「虎御前山城」、その右手の低い丘が朝倉援軍の陣城「丁野山城」「中島城」、右手奥が山本山城、中央の琵琶湖に浮かぶのが竹生島です。
小谷城
本丸正面には石垣が少し残っていました。さらに奥に進むと、山王丸には立派な大石垣が残っていました。野面積みの粗雑な石垣にかなり感動します。
小谷城
その後もどんどん奥に(上に)進みましたが、最高点の大嶽城と清水谷の分岐点まで来て、思った以上に時間がかかってしまったので清水谷から降りてきました。それでも2時間半ほどかかっていたので、小谷城はやはり1日がかりですね。
すでに5時をまわる時間だったので、虎御前山城もあきらめ、最後に朝倉氏の援軍の陣城となった岡山へ向かい、連なった両尾根を利用した丁野山城と中島城を見てきました。
また機会を見て小谷城周辺は再挑戦ですね。そういえば小谷城では今年の4月に熊が出たそうです。のぼり途中にはカモシカとかスズメバチとかの注意看板も・・・。今日は熊鈴を用意していたので、幸いにも熊には遭いませんでしたが、1mくらいのヘビ2匹に遭遇しました。夏場の山はクモの巣も大敵です。やはり夏は山城めぐりのオフシーズンでしょうか?