日経エレクトロニクス5月21日号(no.952)によれば、2010年にはフラッシュメモリは100GBという容量に達すると予想している。ハードディスク容量が年々倍々になったことが、今フラッシュメモリに起こりつつあるという。
100GBというと普段の使用には充分な容量である。これによって、電子機器の世界がガラリと変わることだろう。フラッシュメモリはハードディスクに比べて軽く、消費電力が少なく、さらに処理速度が速い。コンピュータの世界は数年前から規格の標準化が進んだが、フラッシュメモリは10種類ほどの規格が乱立している。各規格の競争が功を奏しているのか、さて100GBを超える規格は何になることか。
まずは、1.8インチHDDから乗換えが始まり、2.5インチHDDへと広がるとすれば、iPodをはじめとする音楽携帯機器を手始めに、デジタルビデオカメラ、PDA、ノートパソコンへ・・・。ノートパソコンがノンハードディスクになれば軽量化により利用方法も変わるかもしれない。
問題は、書換可能回数が少ないということだが、数年のうちに克服する技術もでてくるだろう。その頃にはハードディスクは何TBになっていることだろう。何とも想像できない世の中が間近にあることよ。