昨日の砥石城の疲れがたたったのか、風邪を引いてしまったようです。あまり無理をせず今朝はゆっくりと過ごし、近くの旧北国街道の柳町を歩きました。ここではいろいろな映画やドラマの撮影があるようで、(新)犬上家の一族のここでロケをしたようです。開館時間になってから池波正太郎真田太平記館に入りました。
NHKの真田太平記はとても面白いドラマですが、他にも鬼平犯科帳、剣客商売、仕掛人藤枝梅安の展示などもありました。上田合戦や真田太平記に関するシアターもあり、意外と充実した展示でした。
そのあと、武田軍と村上軍の激戦の地、上田原古戦場をまわりました。石久摩神社内に古戦場碑が残っています。一帯には、ここで戦死した武田軍の板垣信方、村上軍の雨宮刑部、屋代源吾、小島源兵衛の墓があります。現在は、風林火山に合わせて旗が立てられているので非常に見つけやすくなっていました。普段行くと分からないような場所です。
続けて隣町の坂城町に移動しました。ここは村上義清の本拠のあった場所です。供養等や義清館跡の満泉寺を見て、坂城神社裏から義清の本城である葛尾城に登りました。昼過ぎでしたが、頂上の登頂記録帳にはすでに7人ほどの名前が書かれていました。
非常に急な斜面を1時間以上かけて登りました。遊歩道となっていましたが、とても楽しいという雰囲気ではなく、まさにトレッキングに近いものがありましたが、頂上の本丸に着くとまさに絶景でした。
最後に、村上氏の支城であった荒砥城に行くために隣町の千曲市に向かいました。城跡はきれいに整備され、四の郭の下まで車で登れます。頂上までは200メートルほどです。整備された城跡には櫓台、城門、城柵、館などが復元されており、入るのは有料ですが、見るだけの価値はあります。NHK大河ドラマ「風林火山」では海の口城のシーンの撮影がここで行なわれました。櫓台から見る四方の景色も絶景です。
いよいよ明日はこの旅の最終日です。あいにくの天気予報ですが、どうなるでしょうか。