今回の取材最終日です。晴れて暖かくなりました。
最終日のイベントは笛吹市の「桃の花まつり 川中島合戦戦国絵巻」です。笛吹市役所前の河川敷で繰り広げられる第4回川中島合戦の大チャンバラです。
詳しい予定がわからなかったこともあって、10時前に会場に入ったので、場所を確保して予行演習などを眺めていました。11時半から「神楽」が演じられ、13時半頃に先頭の武田軍行列が会場に入場しました。「風」「林」「火」「山」の順に隊が入り、勝頼、由衣姫、勘助、信玄と入場します。続けて、招待された米沢藩古式鉄砲隊、上杉軍が入場します。信玄軍は武将旗に個性がありましたが、ここは甲斐の国、上杉軍の武将旗はみな同じでした。そして、鉄砲隊演武やチャンバラが始まりました。
さすがに500人を越える人が繰り広げるチャンバラは面白いです。個々が進む方向を決められているものの細かい動きは個人に任せられているので、結構好き勝手やっていて、足軽は公募で有償で参加しているのですが、参加してみたくなる気持ちが分ります。甲冑着て、走り回り、刀や槍を振りまわし、中には川の中で濡れながら格闘しています。
今年は大河「風林火山」の放映や天候に恵まれたこともあり、大勢の人が見に来ていました。この祭りは近くの駅の構内にポスターがあるほかは大々的に宣伝されていませんが、大名行列などとは違って見ていて空きが来ません。毎年ハプニングがありそうでまた来たくなります。宣伝が少ないのは、今日以上の人出があっても観客席や駐車場の関係で、主催者が困るのかなとも思いました。
締めくくりにICへ向かう途中で小山城跡に寄りました。ここは穴山梅雪の館跡と言われているところです。桃畑に囲まれた一角に小山城跡がありました。深い堀が居館の大きさを物語っていました。見張台のあった場所からは笛吹市役所の方角が一望できました。
晴れた日が多く、良い取材ができました。