昨日の甲府市の「信玄公祭り」に続き、2日目の山梨県です。今日も薄曇りの天候で残念ながら富士山を見ることはできませんでした。昨日の段取りの悪さに嫌気が差していたので、今日は甲府市を出て韮崎市に向かいました。
4月初旬は山梨県は各地で桃源郷を見ることができます。山梨県と言えば「桃」です。桃の花が咲き乱れる様子を見ることができるのです。韮崎市もその1つです。市内には勝頼最後の本拠となった「新府城」や甲斐武田氏発祥の地となった「武田八幡宮」などがあります。
市内に入ってまずは武田八幡宮に向かいましたが、車がたくさん向かっている先に目をやると桜がとてもきれいだったので寄りました。「わに塚の桜」と呼ばれていますが、ここは古墳であったようです。写真は右奥に八ヶ岳をバックに満開の桜を収めました。
その後、武田八幡宮に行き、一番上の本殿から山道に入って白山城へ向かいました。途中、為朝神社で白山城への登山道を聞くと、「何にもないよ。よく道を聞かれるけど、途中で道がなくなったとかで戻ってくる。」と言われました。何もないのは承知の上なので向かうと確かに途中分りにくい場所が1カ所ありました。今の時期はちょうど草も枯れているので道が見やすいので助かりました。
本丸に着くと、意外に郭跡ははっきりと読み取れます。さらに、最近立てた看板がありました。地元の方も実際に登ることは少ないようです。
昼より新府城へ向かいました。南側を断崖絶壁に面しており、北側より入城するのですが、実際は復原図を見ると東側より入るのが正式なようです。北側から本丸までの自動車道のせいで本来の道や郭の一部が破壊されており、非常に残念でした。現在発掘調査と復元工事中でしたが、本丸から見る眼下の桃源郷はすばらしく、一面桃色のじゅうたんを敷いたようでした。今日も昼から天候が崩れてきて曇っていたので、午前の天候が続けば、桃源郷のバックに八ヶ岳を望むことができてさらに満足できたのですが。