国土交通省の外郭団体の財団法人古都保存財団がこの程「美しい日本の歴史的風土100選」を選定した。
特別枠として世界文化遺産指定地域の都市、古都保存法の指定都市が47都市。
特別枠以外で全国から101都市。
準100選として全国から116都市。
がそれぞれ選定されている。100選というのに100都市ぴったりでないというのは何か締りが悪い。
石川県からは、「金沢市 前田家城下町の遺産」「加賀市 前田家城下町の遺産、橋立の街並み」の2都市が、準100選には「七尾市 能登畠山氏の山城 七尾城跡」が選定された。
お隣の富山県からは、「高岡市 前田家城下町の遺産」が、福井県からは、「永平寺町 曹洞宗大本山 永平寺」「福井市 戦国大名朝倉氏一乗谷遺跡、松平家城下町の遺産」「越前市 越前和紙の里 五箇地域」「小浜市 小浜の社寺群、酒井家城下町 小浜」「勝山市 白山信仰の拠点 平泉寺」の5都市が選定された。
全体的に城下町、寺内町、宿場町が選定されているようです。古都保存法施行40周年を向かえ、次の保存候補を挙げる目的もあるようです。
現在、金沢市、高岡市は別々に世界文化遺産へ向けて活動しています。今回の選定では、金沢市、高岡市がともに「前田家城下町の遺産」を理由として選定されただけでなく、加賀市も同じく「前田家城下町の遺産」として選定されました。正確には、後世加賀市は大聖寺藩として分藩しますので、別と言えばそう言えるかもしれません。
金沢城址の史跡指定ととに金沢市が古都保存法指定地域となれば世界文化遺産選定に向けて弾みがつくことでしょう。