金沢城跡河北門復元整備 埋蔵文化財調査現地調査会

河北門は石川門とともに金沢城三の丸の入口を成し、三の丸から二の丸への入口となる橋爪門とあわせて金沢城三御門と称されます。石川県では明治14年頃に破却された河北門を、北陸新幹線の開通にあわせ、平成22年春の完成を目指して復元整備しています。
河北門現地説明会 河北門現地説明会
時折雨の降りしきる寒い日となりましたが、幸いにして説明会の時間帯は雨も上がりました。新聞報道されたこともあり、説明会には大勢の人が集まっていました。
二ノ門石組側溝 二ノ門礎石根固
二ノ門石垣断面 ニラミ櫓台石垣
江戸時代後期の地盤は現在のものより1メートルほど下になるとのことですが、下水管工事の影響で礎石が破壊されている部分も少なくありません。反面、その発掘の過程で普段は見ることがない、石垣下の断面を見ることができました。現地説明会では、河北門と枡形の構造が良く似ている石川門において、河北門と対比した説明がありました。
1時間の説明会が終わる頃、雨が再び強く降り始めました。幸運な天候でした。