金沢城惣構堀 藩政期の石垣初確認

金沢市は30日までに、尾張町二丁目の橋場交差点・枯木橋付近で進めている惣構堀の発掘調査で、江戸中期から後期に築造された複数の石垣を確認した。城下町を二重に囲む惣構堀で藩政期の石垣が確認されたのは初めて。惣構堀は藩政期以来、宅地造成などの影響で徐々に規模が縮小しており、現在見られる惣構堀の石垣は近代以降の築造と考えられていた。(北國新聞 2006.10.31付記事より)