七尾城サンライフプラザで日本100名城選定を記念して「七尾城フォーラム」が開催されました。表に案内がなかったため受付で場所を確認しましたが、会場は50名ほどが参加していました。ほとんどが関係者ではなかったでしょうか?私は新聞で見てチェックしていたのですが、出たのが少し前だったこともあり、人集めが難しかったのでしょう。
まずは、「七尾城の歴史的価値について」と題して、金沢学院大学の東四柳教授の講演でした。先に刊行された七尾城に関する書籍(本人の名誉のため具体名は避けます)の内容について、学者は事実に基づいた説を唱えるべきという主論でした。
後半は、「七尾城をシンボルとするには」という題でパネラーが議論を交わしましたが、七尾城を中心として能登の歴史を発信するための企画や博物館を勧めるべきだという論調で話が進みました。東四柳教授は穴水の出身ということで、石川県の施策が金沢周辺に集中する姿勢にひとつ注文をつけたというところでしょうか?七尾城は整備が進めば、お隣の朝倉氏遺跡にも匹敵するようほどの中世遺跡になる可能性を秘めており、そこは石川県と七尾市、中能登町、氷見市とも連携をとりながら七尾城址群の全容解明に努めてほしいと思います。