鳥越一向一揆歴史館 友の会研修旅行 第4回

梅雨の合間を縫って、絶好の旅行日和となりました。本日は、「鳥越一向一揆歴史館 友の会」の研修旅行に参加しました。今年で第4回となる研修会ですが、ご年配の方々のなか初めて参加し、鳥越周辺の方々のみなぎるパワーに触れてきました。今回は、岐阜県の白鳥地方の白山信仰に触れる旅です。
白山文化博物館 白山文化博物館
初めは道の駅「白鳥」に隣接する「白山文化博物館」へ行きました。時間が短くじっくり見たかったですね。特に郡上一揆関連資料はほとんど見ることができなかったので、DVD買ってきました。2000年に映画化されていたんですね。
若宮修古館 若宮修古館
昼食後、少し歩いて若宮修古館に行きました。ここは、加賀馬場、越前馬場、とならぶ白山登山口の1つ美濃馬場の本山です。宮司が世襲している唯一の馬場であり、現当主は40代目に当たるそうで、とても話好きでした。世襲しているだけあって宝物の多さには驚きです。他の2馬場が観光地化しているのに比べると、現地の意志に反して観光地化しなかったところが逆に、状態のいい文化を残しているのだと思います。
長瀧白山神社 長瀧白山神社
長瀧白山神社 長瀧白山神社
宮司に連れられて長瀧白山神社・長瀧寺に向かい、説明を聞きます。境内の白山瀧宝殿に残る木造釈迦三尊像や四天王像は状態もよく必見です。正月6日にはここで能楽・猿楽の元になった「延年の舞」(国無形民俗文化財)が行われます。境内のはすは「中尊寺はす」といい、平泉から寄進されたもので、ちょうど花を開いたところでした。
石徹白大師堂 虚空蔵菩薩座像 石徹白大師堂 銅製がま口
最後に、奥美濃の石徹白(いとしろ)の大師堂へ行きました。天候が悪ければ中止だったところを、運よく行くことが決まり、さらに住民にしか公開していない奥州藤原秀ひらの寄進と伝えられる「虚空蔵菩薩座像」を拝むことができました。宝物庫には、信長寄進と伝わる「銅製のがま口」もありました。とてもよい機会であったと思います。途中の道は狭く曲がりくねった道が続き、大型バスの運転手さんにはただただ脱帽です。
今回の旅で、白山のすばらしさを改めて認識しました。そして、愛郷心をはぐくむふるさと教育の根幹は、やはりその土地の歴史を深く学ぶことだと再確認しました。