昨日のブログにも書きました、富山城で見つかった梅鉢紋瓦を含む石垣工事の現地説明会へ行ってきました。
昨年リニューアルオープンした模擬天守は外観がきれいになったばかりではなく、中の展示物がガラリと模様替えされていました。最新の技術を使った模型展示もあり、富山城の歴史について展示されていましたが、城郭関連の展示室としては最上級です。よくある鎧や刀剣類はありませんが、どちらかといえば歴史博物館に近いでしょうか。
石垣工事現地説明会には40~50人は参加者がいたでしょうか。金沢城の現地説明会にも何度か参加しましたが、これほど多くはありません。石垣ということで地元の方の興味も高かったのかもしれません。
帰りには、国史跡になっている安田城へ寄りました。一度だけ行ったことがありますが、そのときは時間がなかったのでじっくり見たのは今回が初めてです。平城としてこれだけ良好に残っている城跡はほとんどありません。安田城は、秀吉の佐々成政攻めのときの「富山城」の出城であった「白鳥城」の支城です。併設された資料館は入館料無料で、2階に上ると、安田城の全体を少しだけ鳥瞰できます。贅沢をいえば、もう少し高いほうが良く見えるのですが。ここを訪れると、このような城郭で数日守るという戦国の厳しさを感じにはいられません。