セキュリティ・ソフトに見せかけてユーザーにインストールさせるスパイウエアの日本語化が進んでいる。
スパイウエア対策ソフトやウイルス対策ソフトに見せかけたスパイウエアの「基本戦略」は次の通り。
1.スパイウエアの配布元となるWebサイト(あるいは、スパイウエアのアフィリエイト・サイト)にユーザーがアクセスする。
2.「あなたのパソコンはスパイウエアに感染しています」といった脅し文句が書かれたポップアップやバナー広告が表示される。また、「スパイウエアに感染しているかどうか無料で調べられます」といったポップアップを表示する場合もある。
3.「駆除したければ、リンク先のセキュリティ・ソフトをダウンロードしてインストールしてください」と促す。
4.ダウンロードされるのは偽のセキュリティ・ソフトなので、スパイウエアやウイルスを検出する機能は当然ない。
インストールされた偽ソフトは、ソフトの料金を支払うようユーザーに要求する。広告を勝手に表示したり、システムの設定を改変したりするソフトも存在する。
根本には、日本人はだましやすいという認識があるようだ。「タダほど怖いものはない」という格言も昔からありますよ。