金沢城 河北門09年度復元に向けて来年度に着工

金沢城の実質的な表門だった河北門が2009年度末に復元される。石川県は今年度中に実施設計と埋蔵文化財調査を終え、来年度に工事に着工する。水堀化される宮守(いもり)堀に突き出す鯉侯櫓台石垣の復元に向けた調査も始まる。
石川県は今年度中に県民参加型PR事業実施計画も策定する。復元作業のボランティア参加や、埋蔵文化財調査と工事の現場見学、公開講座、ガイドツアーなどを通じ、河北門を皮切りとする「平成の築城」第二幕への県民の意識高揚を図る狙いである。海鼠塀の瓦を県民の寄付とするなど、募金方式による財源調達の在り方も検討する。金沢城復元整備計画を紹介するリーフレットも作成する。
(北國新聞2006年5月31日付記事より)