城郭に興味あるものにとって、最近の不景気は少なからず影を落としています。カラー写真の入門編のような本はたくさん出版されるのですが、本格的な全集(数万円するような)は需要が読めず製作されないのです。
そこで、過去に出版された古書を探すことになるのですが、掘り出し物が見つかることもあり、意外にはまってしまいます。オークションにはまる心境に似ているのでしょうが、「城郭」のような分野は多くなくても需要が少しずつは生まれ続ける分野でもあるので、価値は下がらないことの方が多いようです。
そこで、最近タイトルの「帙」入りなる言葉を目にすることが多いのですが、まず何と読むのかわかりません。「ちつ」と呼びます。
帙は冊子を保護するために使われてきた、伝統的な保存容器
無双帙・・・一般的な冊子に使う
四方帙・・・カサのある冊子を複数収納する場合や、重量のある冊子に使う
箱帙・・・不規則な大きさの複数の冊子や、一枚ものの資料の保存に使う
そういえば先日購入した古書は四方帙(朱色)に入っていました。この立派な入れ物が箱?って思いました。