中堅企業とコンサルタントは本当の意味で効率的に仕事ができているのだろうか。中堅企業と仕事をすることが多い私は、彼らからコンサルタントに対する苦言を聞くたびに疑問を感じてしまう。
無料配布誌「ビジネスインパクト Vol.8」に掲載された『中堅企業のコンサルタント活用法「先生コンサル」には気をつけろ』を掲載しました。
システム開発は時に経営と密接に関係しています。取引の最初または最後に人が必要なのは普遍であっても、システムが取引を加速することは否定しようがない事実です。中小・中堅企業にとっては、優秀な人材に匹敵する力を持つシステム開発に携わる弊社においては、システム開発=(イコール)コンサルティングであると言っても言い過ぎではないと感じています。
しかしながら、システム開発を軽んじる経営者が少なくありません。それは、本格的な普及がここ10数年のうちに起こったことによる、まだまだ新米ビジネスプロセスだという誤解・偏見から、さらには、システム開発の担い手が自分たちとはひと回りもふた回りも年齢が下だということから来る考えなのかもしれません。
私は、経営者こそシステム開発の際には、作成方針の方向性や独自のアイデアを示して、真に利用価値のあるシステムを導入してほしいと考えています。企業に「経営理念」が大事なのと同様に、システム導入にも「理念・思想」が必要です。システム担当者や業者任せにせずに、システム開発担当者の声にも耳を傾けてほしいと思います。