あと数回になりました。今回は「起業とは 夢を求めて」というテーマで、アニコムインターナショナル株式会社 代表取締役 小森伸昭氏の講演会でした。
動物保険のトップメーカーとなった同社ですが、大学のとき農学部から経済学部に転部し、大手保険会社から経済企画庁に出向したという経歴の持ち主です。動物と健康保険という今まで誰も成功しなかった分野で、個人企業が成功軌道にあるというのはとてもすごいことですね。
全く売れなかった創業期には自殺まで考えた日々もあったようですが、本人も言っているように、話が少し理屈っぽいです。しかしながら、理路整然としており、納得する部分も多々ありました。
自分がなるほどと思った点は2点。
●仕事とは何か?
産業革命以前は地域コミュニティで職業分担があり、いい仕事をしていれば暮らせた。産業革命後は情報が行き交い、物流が進み、いいコミュニケーションがないと(信用してもらえないと)暮らせなくなった。この傾向は景気の好況期と不況期に似ていますね。
●ブランドとは?
自分の信念がぶれないこと。他人のイメージがぶれないこと、たとえ本性と違うとも。保険業でいうと、コールセンターの電話対応がいつも一緒であること。3回かけて対応が同じだとこの会社は信用できるという印象になるという。個人企業の場合は、会社=社長のイメージでもあるため、自分のブランディングも必要で、かつ上昇軌道であることが必要です。