富山市教育委員会は来夏にも、現存する唯一の富山城の遺構とされる「赤祖父家表門」を、富山城址公園に移築する。
赤祖父家表門は、富山藩十代藩主前田利保が隠居後に過ごした富山城内の「千歳御殿」の正門で、御殿と本丸をつないでいた。明治初期の払い下げで富山市米田町二丁目の赤祖父家に移されたが、破損を懸念した子孫の牛晃氏が6年前、市に寄贈を申し出ていた。
富山市は2015年度末完成を目指して城址公園の整備を進めている。日本城郭協会の日本100名城からは残念ながら選出漏れとなった富山城ですが、史実に基づいて復興されるのであれば楽しみに待ちたいと思います。