明治以降、人口が増え続けてきた日本社会が、大きな転換点を迎えたようだ。厚生労働省の推計で05年に生まれた子どもの数が死亡者数を1万人下回り、政府の推計より1年早く人口の自然減が始まった。
21世紀に入った頃、06年と言われていた人口減は1年早くなった。人口減は子供の数が少ないから、教育費が高いから子供を産めないとも言われるが、原因は逆に経済的豊かさ、医療の発達にあるのではないだろうか。
1家族の子供の数は貧困国ほど多くなる。なぜか。貧しさと医療の未発達により小さな命が奪われる可能性が大きいからである。言い方は悪くなるが、予備として、労働力として、子供を多く産まなければならないのであろう。
ともあれ人口減少が始まった日本は経済成長を続けるには、大量の移民を受け入れるか、高度な教育により生産力を劇的に改善していくしかないであろう。未来の明るさは何処に・・・