押水の城跡は状態が良い

グッズ作りの取材時間が少なくなってきたので、今日は早速、旧押水町へ行ってきました。
高松城 高松城
通り道で旧高松町にあったと言われる高松城跡です。押水バイパス沿い、アクロス高松の近くですが、現在は城があったと思われる土塁や堀跡などはまったくありません。頂上の平坦部は郭跡と考えられますが、現在は畑となっており、町道で南北に寸断されてしまっているようです。しかし郭跡からの眺望もよく、旧街道がそばを通っていればよい場所ではないでしょうか。
御館跡 御館跡
前回行った時は見つからなかったのですが、今日は無地にたどり着けました。誰の館跡かは分からないそうですが、土塁や堀の保存状態は良好です。土塁の上部平坦部や下は畑、郭内も畑として利用されているにもかかわらず、一目見てどこが土塁かが分かるほどの保存状態です。道路を挟んで田んぼが広がっているため、ここが田んぼにならかったのが良かったのでしょう。
白山神社 坪山砦からの眺め
坪山砦の土塁 坪山砦の本丸跡
最後に、前田家VS佐々家の末森城の合戦のときに佐々成政が本陣をひいた坪山砦跡に行きました。案内板が全くなく入り口を見つけるのに苦労しました。麓の願成寺を目印に少し南に道を登ると白山神社が家々に挟まれてありました。境内に上ると右奥の斜面に道らしいものがありました。上ってみたところに開けた場所から見た景色です。手前の森が御館跡で、右奥の高い山が末森城です。戦況を見守る砦としては十分ではないでしょうか。
更に北方向に道が続きます。5分ほど奥に入っていくと、道が開け、本丸に着いたようです。郭入り口の右左に明らかに堀が掘られています。写真は北側の堀・土塁ですが、杉?の木に沿って堀と土塁が続いているのだが、写真だと分かりにくい。本丸を越えて奥にも道が続く。この時期でも道は通れるほどはっきりしているのは、普段何か使用することがあるのか不思議である。開発にさらされていないようで、遺構の保存状態は良い。