勝山城跡、村岡山城跡、三室山城跡

福井県勝山市の恐竜博物館へ来たので、近くの城跡をまわってみました。
村岡山城跡 村岡山城跡
村岡山は一向宗が平泉寺に対抗するために砦を築いた地です。平泉寺に勝ったあとにここを「かちやま」として勝山の地名の起源となりました。城跡には、村岡小学校の裏にある村岡神社境内から上ります。道中には地元の方が寄進した地蔵が並び(山全体が未だに神社の境内か?)、整備されていません。途中、くもの巣を何度もかき分けて頂上を目指します。本丸などの保存状態は比較的良い状態です。頂上付近は木が生い茂っている城跡も多いのですが、ここは木も少なく視界良好です。
村岡山城跡
頂上からは勝山市街を見渡せます。ここまで麓から20分ほどでしょうか。注意するのは、道が整備されていないため、地面が雨に濡れているときは滑るので上るのはやめたほうがいいでしょう。
勝山城跡 勝山城跡
勝山城は柴田勝家の養子にあたる柴田勝安によって築城されました。統治の中心として村岡山城から袋田といわれたこの地に移ってきました。現在、城跡には勝山市役所や市民会館が建っています。市民会館を昭和42年に経てるときに、残っていた天守台跡は取り壊されました。他に堀や土居もなく、市役所前の道路が堀跡ということもわかりません。
三室山城跡 三室山城跡
麓から縄文土器が発見されたことにより有名になった三室山の頂上の平坦部に三室山城跡はあります。整備された城址公園は、頂上までは5分ほどです。頂上に上ると、九頭竜川を挟んで向こう側に平泉寺を望むことができます。分かりにくいですが、左の山麓の勝山城博物館の奥の森が平泉寺です。
勝山市には他にも平泉寺に対抗するために一向一揆勢が築いた城がいくつかあります。もう一度訪れたいですね。