マイクロソフトは6月7日,同社製品の更新プログラム(パッチやサービスパック)を適用するためのサービス「Microsoft Update」を開始しました。「Windows Update」では適用できなかったMicrosoft Office製品などのパッチも適用できるようになります。マイクロソフトのセキュリティセミナーでは昨年より伝えられてきたこのサービスですが、ようやく正式版が完成しました。
Microsoft Updateがサポートしているのは、Windows 2000 SP3/SP4,Windows XP/XP SP1/XP SP2,Windows Server 2003/Server 2003 SP1。ただし,Windows XPについては2004年9月以前、Windows 2000 SP3については2005年6月以前に公開された更新プログラムしか適用できない。また,Windows XP SP1については2006年9月以降、Windows Server 2003については2007年6月以降に公開される更新プログラムは適用できなくなる。
Microsoft Updateで適用できるのは,Windows 2000・XP・Server 2003(Internet Explorerなども含む)、Office 2003・XP、Exchange Server 2003・SQL Server 2000・Microsoft SQL Server Desktop Edition(MSDE)に関する更新プログラム。今後、対象製品は順次追加される予定である。
今までは、例えばWindowsとOffice関連のパッチが公開された場合には、Windows Updateに加えて、「Officeのアップデート」を実行する必要があった。今後は、Microsoft Updateを実行するだけで十分になり、ユーザーのパッチ更新の手間は大きく改善されることを期待する。