前田土佐守家資料館

今日の昼頃は金沢はバケツをひっくり返したような大雨でした。カメラは持っていったものの、メモリカードを差し忘れていたので今日は写真はありません。あしからず
加賀藩上級武士の日記
午前中は先週から始まった企画展「加賀藩上級武士の日記」の解説講座に参加するため、前田土佐守家資料館に行きました。今回はいつもにも増して大勢の人が参加していました。
日記は当時の様子や生活を知るためには非常に貴重な史料ですが、元々は業務日誌的な要素が強く、公家や武官によって書かれ、宮中儀礼の有職故実の元になったそうです。
加賀藩では藩主や上級武士だけではなく、お抱え学者や町人による日記も残っています。日記が並ぶ展示ケースはなかなか壮観です。
香道具名品展 後期展
その後、中村記念美術館に「香道具名品展」の後期展を見てきました。
午後は石川県立美術館に加賀百万石文化講座の第二回、北陸大学の長谷川教授による「有職故実と日本文化」の講演会に参加しました。長谷川教授は一般向けに有職故実の話をするのは初めてだったそうですが、私もこのテーマは初めてだった。
長谷川さんの話はとても興味深く、所々聴衆を笑わせるような小話も挟みながらのあっという間の1時間半でした。今回の講演会は現在同美術館で開催中の前田育徳会分館の企画展と連動したものですが、有職故実に関する知識なしに見ても、さっぱりだそうです。国宝「北山抄」もあるそうですが、今回の講演会を聞いた後でも理解率は20パーセント程だとか。講演会のあとは大勢の人が行って、ゆっくり鑑賞できそうにはありませんでしたので、展示はまた後日。