加賀百万石講座 幕末の前田家

雨模様の中、連休の金沢市内へ出かけました。
最初に室生犀星記念館に行きました。同館では企画展「装幀の美 恩地孝四郎と犀星の饗宴」を開催中です。
室生犀星記念館
犀星は意外にも自装幀が多いそうですが、それに次ぐ装幀を任されたのが恩地孝四郎だそうです。
室生犀星記念館
次に金沢くらしの博物館に行きました。企画展「夏の思い出・遊園地」を開催中の同館では、写真で賑やかな頃の「金沢ヘルスセンター」「金石海岸」「ルネスかなざわ」を紹介しています。
金沢くらしの博物館
ルネスかなざわは最近までありましたので記憶に新しいですが、子供の頃よく行った金沢ヘルスセンターやその後のサニーランドなどは、写真を見ても記憶にないものが多かったですね。サニーランド閉館後は辰口に移動して「いしかわ動物園」となりましたが、久しく動物園には行っていません。
連休中ということで県外車も多く走っていますので、1時過ぎに今日の第一目的であった石川県立美術館へ向かいました。が、すでに行列が出来始めており、入館まで10分ほどかかったこともあり、残念ながら実際の講演会場は満員で入れませんでした。
石川県立美術館
隣りの部屋に入り、ライブで映像を見ましたが、音声がマイクの音を直接拾っておらず、会場の雑音を拾って聞き取りづらく、半分も内容が聞き取れず不満が残りました。
本日は、加賀百万石講座の第一回目で、前田家18代当主による「幕末の前田家」という講演だったのですが、大きな目玉として連休にセットしたのでしょうが、新展示の初日にも当たっており、県外車も入り混じって駐車場も全く足りていませんでした。予測が甘いとしか言いようがありません。
金沢能楽美術館
講演後、金沢能楽美術館で開催されている企画展「尾山神社の能面Ⅱ」を見に行きました。前後期に分かれた本展示では、前田家より尾山神社に奉納された能面24面を半分ずつ展示しています。
金沢能楽美術館
中でも門外不出とされている「悪尉 淡吹の面」は、光る海で網に引っ掛かった曰く付きの面で、持つ者に災いをもたらし、長く前田家でも秘宝とされてきました。外に持ち出すと、天俄かに掻き曇り荒天となる、との言い伝えがあり、まさに今日もそのような1日でした。面の祟り?
「悪尉 淡吹の面」は前期展で8月30日まで公開中です。9月からは後期展が始まるので残り半分の能面を見に行きますよ。