有力者の屋敷跡か 宮保館跡 40メートルの堀確認

石川県埋蔵文化財センターは16日、白山市宮保町の北陸新幹線建設事業用地内にある宮保館跡・宮保B遺跡(鎌倉・室町時代)で、15世紀前半ごろに掘られたとみられるコの字状の堀を確認したと発表した。規模は一辺約40メートルと推定され、有力者が屋敷を構えていた可能性があるという。
これまで建物や堀の一部は確認していたが、今回の調査で新たに構造や規模が明らかとなった。現段階で、文献などからも屋敷の所有者は推定できないという。(北國新聞2009年7月17日付記事より)