梅雨の中休み、今日は良い天候となりましたので、朝から魚津へ行ってきました。高速1000円有難いですね。
魚津ICから15分。ここは天神山にある吉田記念郷土館です。
(上に魚津歴史民俗資料館がありますが、ここは近代が中心です。)
山の中腹にあるので、1階は駐車場、2階が展示室になっています。常設展では天地人のパネル展もやっていますが、
見所は魚津城の復元模型です。魚津城の構造だけではなく、城を避けるように折れ曲がった北陸道、寺町の寺院群など当時の情景がよくわかります。
3階では現在企画展「上杉家と魚津」を開催中(11月15日まで)です。ここ、実は無料なのであまり期待はしていなかったのですが、松倉城、春日山城、御館に加えて、富山城と小出城の発掘出土遺物が展示されていて、さらに魚津町惣絵図もあって、これは500円以上の価値はありますよ。でも無料です。見逃す手はないでしょう!
一通り見終えてから、天神山の頂上を目指しました。徒歩5分ほどで頂上に着きます。ここが上杉景勝が魚津救出のために布陣した「天神山城」の本丸跡です。
鉄塔が立てられているので後世に掘削されている可能性もありますが、相当に広いです。右奥に進むと土塁が残っていました。
本丸からの眺めは木に遮られてあまり良くないですが、なんとか魚津市内を撮影するものの今日は「もや」っていますね。
郷土館では相当なものを無料で見せていただいたので、受付で魚津市発行の「魚津の文化財」を購入しました。
さらに、「魚津城の戦いミニタオル」(350円)と「魚津城の戦い湯呑み」(700円)を購入しました。湯のみはホームページにも紹介されていましたが、熱い湯を入れると「愛」の文字が浮かび上がるという面白い仕掛けがあります。頑張っている魚津市商工会員の売上にちょっとだけ貢献です。
続いて、決戦の場「魚津城」へ
この道は魚津城本丸の大手門へ続く道です。
魚津城跡は現在、本丸部分がほぼすべて大町小学校となっています。大河ドラマでは5月にクライマックスを迎えた「魚津城の戦い」ですが、ここ魚津城跡はまだまだ熱気冷めやらぬ感じでした。放映直後は大勢の人が詰めかけたそうですが、二月経った今日は午前中はゼロで、自分と一緒に入った家族連れが最初のお客さんだったようです。
校舎の一部を使用して魚津城の戦いのパネル展示をしています。旗もたくさん立っていて、学校だけどいいのか?と思うくらいに地元では盛り上げようという雰囲気が伝わってきます。
校舎の前には「魚津城跡」の石碑が立っています。
現在は、特別に校舎の屋上から城下を見せてもらえます。晴れてて良かった!
遠く、景勝が布陣した天神山城跡を臨むことができます。中腹の白い建物がついさっき行ったばかりの吉田記念郷土館です。近いですね。
屋上からグラウンド方向を見ると、寺町寺院群、奥に埋没林博物館の白い建物が見えます。グラウンドの隅に土塁のような高まりが見えますが、児童用のスキー山だそうです。
皆さん、ぜひ秋までに一度魚津に訪れてくださいね。今だけの見所盛り沢山ですよ。できれば晴れた日に。
グラウンド横の道路は内堀跡ですが、狭くなった側溝が内堀の名残?です。
そこから細い路地を曲がるとそこが二の丸跡です。
魚津には松倉城跡群もありますのでまた行きたいですね。