毎回楽しみにしている金沢城河北門の現場見学会ですが、今回は屋根工事が中心となります。
ヘルメットがずらりと・・・前は寄進記名会の宣伝です。ここに来ている人のほとんどは既に寄進済だと思いますけど。私ももちろん寄進しましたよ。
二の門の中に入ると、壁や屋根はほとんどできているので、明かりがないと暗いですね。
報道陣もたくさん詰め掛ける中で、屋根作業の説明がありました。
屋根は木材で形を整えた後、鉛板を貼っていきます。軒先の家紋のところだけは鋳型です。
鉛はぴったりと合わせますが、それでも雨漏りしますから、木材が腐食しないように、さざと隙間を空けて作るようです。
実際の軒先も隙間あるんですよ。説明されるまで気付きませんでしたよ。ここにも匠の技が隠れています。加賀藩特有の鉛瓦にもいろいろと秘話がありそうですよ。
屋根はほとんど鉛瓦も葺き終わっていましたが、今日の見学会のために一部残して作業の様子を見せてもらいました。
建物下では門を飾る鬼瓦に鉛瓦を巻く作業を見学しました。普通の瓦だと、大工と金型職人が順序良く作業するのですが、鉛瓦の場合は、大工と金型職人は交互に作業していくそうです。
現場見学会も残すところ後1回?となりました。楽しみですね。