今日は金沢城・兼六園研究会の総会でした。もう3年目になるのですね。ご年配の方に囲まれて、若い者はただ1人ですが・・・、平日の学習会を修了した者のみが参加を許可される仕組みなので自然そうなります(今の境遇では自分でも参加資格は取れないです)。
総会の後の記念講演は金沢城調査研究所の石野友康氏による「よみがえる二の丸御殿」というテーマで文献・絵図にみる二の丸御殿の話でした。
二の丸御殿の調査は史料の乏しさもあって、平成13年7月の金沢城研究調査所(現在の金沢城調査研究所)発足後にようやく調査も途に就いたばかりということです。
今年19期生を迎えた同会ですが、今年は約20名会員が減りました。会員の年齢による要因が大きいとのことでしたが、自分と同期の17期生の減り方がさびしい限りです。兼六園の学習会が発足母体であった同会にとって、金沢城の学習会が中心の最近の入会者は、活動内容のギャップも原因のひとつだと思いますが、金沢城と兼六園はともに地元の宝ですから、工夫して会が盛り上がることを期待しています。自分は環境が変わってあまり参加できなくなったので、自由に参加できる時(あと30年・・・長いなあ)までぜひとも残っていて欲しい。
総会は生涯学習センターで開催されたので、窓からは整備中の旧石川県庁舎の様子が見えます。
石野氏の話のなかにも出てきた学習センター隣りの建物も撤去され(いつの間にか平地になっていて言われて気がついた)、金沢市役所方向からみると、金沢城の石垣が見通せるようになりました。
石垣と本丸の森、欲を言えばここに櫓が1つ欲しい。